2013年のリブートは、ララが最初から英雄ではないところから始まる
Tomb Raider Game of the Year は、若いララ・クロフトが忘れられた島から生還しようとするアクションアドベンチャーだ。公式説明が置く中心は、無力な若者から生存者へ変わる起源の物語。銃撃、移動、探索、遺跡の仕掛けを切り分けず、危機が連続する一本のキャンペーンとして進む。
Steam評価は「Overwhelmingly Positive」。269,086件のレビューの96.0%が好評で、レビュー投稿者のプレイ時間サンプル中央値は約15.8時間だった。キャンペーンのクリア所要時間ではなく、レビュー投稿者最大100人の累計プレイ値だ。
公式カテゴリにはシングルプレイヤーだけでなくマルチプレイヤーも載る。ただし、今回のレビューだけでは現在のマルチ人口やマッチ成立の実数を確定できない。2026年に選ぶ理由を対戦へ置かず、キャンペーンの価値で判断する方が安全だ。
13時間のレビュアーは「サバイバル要素、探索、戦闘のバランスが良く」と書き、無力だったララが強い冒険家へ成長する点を評価した。このレビューが見ているのは個々の戦闘システムだけでなく、島の緊張と成長の流れが切れずに続くことだ。
ただし、Steam版を日本語で遊ぶ入口は素直ではない
現在取得できた公式ストアの説明は英語で、日本語レビューでは言語まわりの摩擦が繰り返し語られている。0時間で低評価にしたレビュアーは、有志の方法を試しても日本語化できなかったと書いた。18時間の好評レビューも「日本語化に手間がかかること」と、画面揺れやUIの問題を同時に挙げている。
ここはゲーム内容の欠点と分けて考えるべきだが、購入後に日本語で遊べない人にとっては入口で終わる問題だ。PlayNextは特定の非公式パッチを安全だと保証できない。Steam版で日本語表示が必須なら、購入前に現在の対応状況を自分の環境で確認する必要がある。
この問題は、ゲーム内で字幕をオンにするだけの話ではない。購入した版、過去のDLC所有、現在のストア配布、外部の日本語化手段が混ざってレビューに現れている。過去に日本語で遊べたという報告と、今から導入できないという報告が同居するため、古い手順をそのまま現在の事実として使わない方がいい。
銃撃の量と画面の揺れは、人を選ぶ
リブート版は「遺跡を静かに解く」だけの作品ではない。島には戦闘が多く、銃撃と派手な崩落、追跡、素早い移動が続く。13時間の好評レビューは成長とバランスを評価したが、別の13時間のレビュアーはイージーでも敵が強く数が多いと感じた。9時間の低評価レビューは戦闘自体が合わず、サバイバル寄りの設計を理由に挙げている。
さらに18時間の好評レビューは冒頭で「酔う。」と書き、画面揺れを最大の問題としている。アクションの演出が没入感になる人と、カメラの負担になる人がはっきり分かれる。3D酔いしやすいなら、評価96%より先に警戒すべき点だ。
島の探索も、落ち着いて遺跡を一部屋ずつ解く流れだけではない。崩れる足場、敵の襲撃、移動中の演出が続き、場面転換は速い。クラシックなTomb Raiderのパズル比率を期待するより、2010年代の映画的アクションへ寄せたリブートとして入る方がずれにくい。
ララの成長も、自由な育成シミュレーションではなく物語と装備の進行に沿って描かれる。無力な状態が長く続くわけでも、最初から完成された英雄でもない。サバイバルの圧力から、戦える人物へ変わる速度そのものがキャンペーンの軸だ。
今から選ぶ理由
古いから価値があるのではない。ララの起源、島の探索、戦闘、脱出までを一本のキャンペーンで追えるから選びやすい。オープンワールドを埋めるより、映画的なテンポで区切りのある冒険を求める人に向く。
一方、日本語導入で迷いたくない人、画面揺れに弱い人、戦闘より遺跡パズルの比重を期待する人には、Steamの高評価だけで勧められない。ゲーム本体の完成度と、2026年にSteam版を始める入口の古さを、別々に判断する必要がある。
WindowsとmacOSに対応し、コントローラーも使える。だが対応表に印があることと、現在のOS・表示言語・カメラで快適に遊べることは同じではない。古い名作を安さだけで拾うのでなく、入口を整える手間まで含めて選ぶべきだ。
Steam版で先に確認する三点
日本語表示を用意できるか。画面揺れに耐えられるか。銃撃の多いリブートを求めているか。この三点が揃ってから、好評率96%を判断材料にする。






