NARAKA: BLADEPOINT

NARAKA: BLADEPOINT

開発: 24 Entertainment発売: NetEase Games 無料

PlayNext レビュー

バトルロイヤルというジャンルに、近接格闘の爽快感を持ち込んだゲームがある。『NARAKA: BLADEPOINT』だ。銃撃戦が主流のこのジャンルに、刀や槍や弓を握った武者たちが飛び込み、鉤縄で空中を飛び回りながら斬り合うという光景は、初見でも「これは他とは違う」と直感させる。PUBGやApex Legendsが築いたバトルロイヤルの文法を知りながら、それをあえて東洋武侠の世界観で塗り替えた試みは、単なる差別化にとどまらない。鍔迫り合いの間合いを制すことでしか生き残れない、その核心体験がジャンルに新しい軸を生み出している。 --- ## 剣戟の手触りと読み合いの深度 このゲームで最初に驚くのは、近接戦闘の精度の高さだ。攻撃には「通常攻撃」「蓄力攻撃(チャージ)」「スキルアタック」の3系統があり、相手の行動を見てどれを差し込むかという判断が常に求められる。さらに「フォーカス」と呼ばれるカウンター行動があり、相手の蓄力攻撃を読んで発動すれば体勢を崩せる。 銃ゲーのバトルロイヤルは「見えた瞬間に撃ち勝つ」という瞬間的な処理速度の比べ合いになりがちだが、NATAKAの近接戦は読み合いが時間軸を持つ。「相手は今チャージを溜めているか」「自分の攻撃パターンを読まれているか」という思考が発生し、格ゲー的な駆け引きの面白さが生まれる。ただ、この奥行きが初心者にとっての壁でもある。操作を覚えるまでは一方的に読まれ続ける時間が続く。 --- ## 武器・スキルが生む戦術の分岐 武器種の多さも特徴のひとつだ。片手剣・大剣・長刀・槍・弓・マスケット・レイピアなど、近接から遠距離まで多岐にわたる。それぞれ攻撃モーション・リーチ・コンボの癖が全く異なり、「この武器ならこの立ち回り」という個性が確立している。大剣は一撃の破壊力が高い代わりにモーションが遅く、槍はリーチを活かした差し込みが強いが詰められると弱い。 キャラクターごとのスキルも戦術に大きく影響する。例えばヴィペルは壁を縦横に走るアクロバティックな移動が持ち味で、テムジンは盾を展開して耐えながら押し込む戦い方が得意だ。武器とキャラクタースキルを組み合わせることで、自分だけのバトルスタイルが生まれる。「このキャラにこの武器が合う」という発見を重ねる過程がプレイヤーを飽きさせない設計になっている。 --- ## 仲間と遊ぶ化学反応 ソロでも遊べるが、このゲームの旨味は3人チームで凝縮される。鉤縄で高台に登り位置を取る役、後衛から弓で削る役、前線で斬り込む役と、自然に役割が分かれていく。特に面白いのは「蘇生」の仕組みで、チームメンバーが戦闘不能になっても一定時間内に蘇生球を拾って復活させられる。このルールがチームの絆を可視化する。仲間の蘇生球を守りながら敵と戦う瞬間は、銃ゲーでは味わえない密度の連携が生まれる。 フレンドと始めるのが最も楽しいゲームだと断言できる。ランダムマッチングの野良チームでは意思疎通の難しさから噛み合わないことも多く、ボイスチャットを繋いだ知人と3人で入ることで初めてゲームの設計思想が体験できる構造になっている。 --- ## 長期運営の現在地 2021年のリリースから定期的なアップデートで新キャラクターと新武器が追加され続けており、現在も開発が活発だ。無料プレイへの移行(2022年)以降はプレイヤー層が広がり、マッチングの速度も安定している。 一方で長期運営ゆえの「上達格差」の問題もある。古参プレイヤーとの実力差は大きく、慣れないうちは一方的に狩られる展開が続きやすい。ランク制度があるため、ある程度のマッチングの分離はあるものの、初期の挫折感は覚悟しておきたい。 PvEコンテンツや協力モードも追加されており、純粋なPvP以外の遊び方も選択肢として存在する。「バトルロイヤルは苦手だがアクションとして楽しみたい」という入口としても機能するようになってきた。 --- ## 余韻と考察の楽しみ——勝利の構造を読む このゲームで1位を取ったとき、「なぜ勝てたのか」を振り返る余韻が面白い。銃ゲーのバトルロイヤルでの生存が「当たらなかった幸運」に帰着しがちなのと対照的に、NATAKAの近接格闘は「あの読み合いで制した」「あの追い込みが効いた」という技術的な手応えが残る。 縮小するフィールドでの最終局面、残り数チームに絞られた瞬間の緊張感は格別だ。鉤縄で上を取るか、建物に隠れて漁夫を狙うか、正面から仕掛けるかという判断の連続が、プレイを終えた後もしばらく頭の中で動き続ける。似たようなゲームとしてApex Legendsは戦術の深度で近いが、移動の自由度と接近戦の読み合いという点でNATAKAは独自の領域にある。FortniteやPUBGとは「銃があるかどうか」という根本が異なるため、比較より別ジャンルとして捉えたほうがいい。 東洋の神話を背景にした世界観のビジュアルも完成度が高く、キャラクターデザインの作り込みが多くのプレイヤーを引き付けている。スキンや衣装への課金要素はあるが、ゲームプレイへの影響はなく、無料の範囲で十分に楽しめる。近接格闘の読み合いが好きで、チームと一緒に遊べる環境があるなら、試してみる価値のある一作だ。

プレイヤーの声

👍プレイ時間: 2,196時間

最高峰アクション バトロワだけど実力が全て バランス神ゲー 低ランクのBOT帯抜けたら楽しいゲーム

👍プレイ時間: 3,156時間

ランクマッチやらなくてもいいんだけど、普通に練習しないと楽しめないゲームだと思います。 キャラクターの設定とアクションがすごく綺麗で、チートも少ないので、めっちゃ面白かったです!! キャラの解放など特に課金する必要がないが、このゲームをやるとお金があっという間に無くなりますww 初心者向けではないバトロワゲームだけど、征神の路というPvEモードもあるから、友達と一緒にやるとめちゃくちゃ楽しいです~~ ASに天人の戦をやってる人が少ないので、ちょっと残念ですが...(。í _ ì。) ლ(╹◡╹ლ)またやったことない人にぜひやってみましょう!

出典: Steam ユーザーレビュー

スクリーンショット

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