Backpack Battles

バックパック・バトル

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バックパック・バトル
key visual / steam

批評

バックパックの中身を眺めながら、頭の中でパズルを解いている。それがこのゲームの基本的な状態だ。剣を右端に置くか左端に置くか、ポーションと隣接させるべきか、それとも攻撃アイテム同士を密着させてシナジーを狙うか——「バックパック・バトル」は、その名の通りバックパックという限られたグリッド空間の中に、いかに強力なビルドを詰め込めるかを競うオートバトルゲームだ。ショップでアイテムを購入し、クラフトで強化し、慎重に配置する。そして戦闘が始まれば、あとはただ結果を見守るだけ。手を動かす余地はない。勝敗はすべて、準備フェーズの精度で決まる。

バックパックの「空間パズル」という独自軸

似たような非同期PvPオートバトルは他にもある。「Teamfight Tactics」や「Dota Underlords」もキャラクターの配置と組み合わせを競うゲームだが、このゲームの決定的な違いは「グリッド上の物理的な位置関係」がシナジーに直結している点だ。隣のマスに何を置くかで効果が変わるアイテムが多く、単に強いアイテムを揃えるだけでは勝てない。例えば、攻撃力を高めるアイテムの隣にクラフト素材を置けば合成が発動し、より上位のアイテムへと変化する。空間的な最適解を探す感覚は、むしろ「Inscryption」のデッキ構築や「Tetris Effect」の配置感覚に近い何かがある。

バックパックのサイズは限られており、アイテムはそれぞれ異なる形状を持つ。大型の武器を入れれば他のスロットが圧迫され、補助アイテムを積みすぎると火力が足りなくなる。この「入らない」という制約こそがゲームの面白さの核心で、毎試合ごとにリソース配分の判断を迫られる。強欲に詰め込もうとすると破綻し、スッキリまとめようとするとパワー不足になる。そのギリギリのラインを探る感覚が、何戦やっても飽きない理由になっている。

こういう人には合わないかも

戦闘を自分でコントロールしたい人には根本的に向いていない。このゲームの戦闘フェーズは完全に自動で進行し、プレイヤーができることは何もない。「あの場面でもっとうまく動いていれば」という悔しさを感じたくても、その余地がそもそも存在しない。勝ったときの爽快感は「準備が完璧だった」という達成感から来るし、負けたときは「どこかビルドに穴があった」という反省になる——それが受け入れられないと、もどかしさだけが残る。

また、ビルドの正解が見えるまでにある程度の試行錯誤が必要で、序盤は「なぜ負けたのか」が分かりにくい場面もある。アイテム間のシナジーや隣接効果のルールを把握するまでは、感覚的にプレイしていても上達しづらい。情報を整理して理解しながら楽しむタイプのプレイヤーには刺さるが、直感とアクションでどうにかしたい人には学習コストが重く感じられるだろう。

初見プレイヤーへのアドバイス

最初の数試合は、強さよりも「アイテムがどう動くか」を観察することに集中してほしい。特に隣接効果を持つアイテムは、配置によって全く違う動きをする。負けた試合こそ学びが多く、バックパックの構成をじっくり見直す習慣をつけると上達が早い。

序盤のショップでは「今使えるアイテム」より「将来クラフトで化けるアイテム」を意識して購入すると、中盤以降で一気にパワーが跳ね上がることがある。素材アイテムを一見弱く見えるからと売ってしまうのは、よくある初心者の落とし穴だ。また、バックパックの空きスペースを意識的に残しておくことで、後半の強力なアイテムをスムーズに組み込める。ぎゅうぎゅうに詰めたくなる衝動を抑えるのが、このゲームにおける意外と重要なスキルになる。

クラス(職業)ごとにバックパックの形が異なり、得意なビルド方向も違うため、一通りのクラスを試してみると自分に合ったスタイルが見つかりやすい。¥1,520という価格帯に対して、試行錯誤の密度はかなり高い。じっくり最適解を探すのが好きな人には、この価格以上の価値がある一本だ。

プレイヤーの声

デッキ構築系のゲームが好きな方にはおすすめです。 初期に触ってから少しの間離れていた間にキャラクターやアイテムが増えて様々な構築を試せるようになったのはとても面白い 頻繁に調整も入るので都度最適解が変わっていき、組み合わせを考える工夫が素晴らしいと感じる 純粋な対人戦ではないが、一戦一戦しっかりと考える時間てから望めるのも個人的にはありがたく感じる
▲ recommended·played 167h
毎ターンガチャを回し続けてバックパックを強化していくゲーム。ブームの元祖だけあって完成度は高い。 手なりで進めつつビルドの方針を決めて舵を切る瞬間が一番楽しい。 唯一の問題はランクシステム。高ランクになると上振れた相手と当たり続けてなすすべ無く負ける。他人と非同期で対戦できるというのは画期的だけど弊害も大きい。 いままでレビューを渋ってきたのもこれが理由。アンランクでやってもいいけど、それはそれで達成感が皆無。
▲ recommended·played 950h
気付けば時間溶けてるやつ。 合成やビルドがイマイチよく分かってない段階でも楽しめるし、 ある程度分かってきたらもっと楽しめる。 じっくりと悩みながら楽しんでいます。
▲ recommended·played 19h

source: steam user reviews

スクリーンショット

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Backpack Battles screenshot 6
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