Dragon's Dogma 2

Dragon's Dogma 2

開発: CAPCOM Co., Ltd.発売: CAPCOM Co., Ltd.¥8,990

Steam レビュー

非常に好評

PlayNext レビュー

「ポーンを連れて、知らない山を越えた」——Dragon's Dogma 2 をひと言で表すなら、この感覚に尽きる。世界中の見知らぬプレイヤーが育てたポーン(AI仲間)を借り、自分だけのパーティを組んで、地図に載っていない洞窟へ踏み込む。完全なシングルプレイなのに孤独を感じさせない、奇妙な共同体感覚。CAPCOM がこのシリーズで20年近く磨いてきた核心は、「1人で遊ぶのに、誰かと旅している」という矛盾した充実感だ。Dragon's Dogma 2 はその体験を、現行ハードのグラフィックと物理演算で全面的に作り直した作品である。 ## 冒険の手触りが語るもの 戦闘は「掴む」ことから始まる。オオグリフィンの翼に飛びつき、空中でスタミナが切れ、落下しながら矢を放つ。こういう瞬間が、チュートリアルではなく普通の移動中に起きる。シームレスなフィールドには大型モンスターが自然に徘徊しており、プレイヤーが選んだ戦闘職(ヴォケーション)によって攻略アプローチが根本から変わる。魔法剣士なら魔法付与の一撃で狙う弱点を探し、弓師なら遠距離から部位を削って転倒を狙う。どの職を選んでも「自分が戦っている」感覚が損なわれない。 Elden Ring や Monster Hunter に慣れたプレイヤーなら、近い手応えを期待するかもしれない。ただし Dragon's Dogma 2 の戦闘は「反射神経のゲーム」ではない。モーションの読み合いより、地形・天候・ポーンの行動を組み合わせた即興の戦術判断が問われる。崖際に誘導して吹き飛ばす、夜間に弱くなる敵を昼まで引き付けて待つ。こうした「その場の思いつきが機能する」感覚は、同社の Monster Hunter シリーズよりもずっと偶発的で、Skyrim に近い自由度を持っている。 ## 物語が引き込む瞬間 メインストーリーは王道のファンタジー——覚者(プレイヤー)が心臓を奪った竜を追う旅——だが、物語の核心は一本道の筋書きではなく「フィールドで起きる出来事の積み重ね」にある。街の依頼をこなしていたら、知らぬ間にその街が攻撃を受けて壊滅していた。頼みにしていたNPCが死んでいた。こうした「見逃し」が積み重なって、プレイヤー固有の体験史が形成される。 特筆すべきはポーンの成長記録だ。他プレイヤーに貸し出した自分のポーンが、遠い世界でドラゴンを倒した経験を持ち帰ってくる。「〇〇の洞窟にトラップがある」と先回りして教えてくれる。この仕組みが、シングルプレイに薄い人の気配を通わせる。前作(2012年)でも同じ設計だったが、今作では会話の自然さと情報の具体性が格段に向上しており、ポーンが「情報端末」ではなく「旅の仲間」として機能する場面が増えた。 ## ¥8,990 という価格と体験のバランス クリア時間は本筋だけなら30〜40時間、寄り道を込めれば軽く80時間を超える。サブクエストの多くが「お使い」ではなく、NPCの思惑が絡み合う小さな物語になっており、調査しながら進める楽しさがある。ゲームとしての密度を考えると価格は妥当——というより、むしろ抑え気味だと感じる。 ただし注意点がある。最適化の問題で、特定シーンや人口密集エリアでフレームレートが落ちる場合がある(2025年時点でのパッチ適用後も環境依存あり)。また「New Game+」ではなく「周回前提の取りこぼし設計」をしているため、最初のプレイで選択肢を誤ると重要なイベントが消滅することがある。快適さや完璧な効率を求めるプレイヤーには、この「世界が勝手に動いて取り返しのつかないことが起きる」設計が合わないかもしれない。 逆に言えば、「失敗込みの旅が好き」なプレイヤーには刺さる設計だ。攻略サイトを一切見ずにプレイし、後で「あのクエストそういう意味だったのか」と気づく体験が、この作品の真の報酬である。Witcher 3 のように重厚な一本筋のRPGを求めるなら拍子抜けするかもしれないが、Outward や初代Dragon's Dogma のように「不便な世界を自分の足で渡り歩く快感」に共鳴できるなら、間違いなくライブラリに残り続ける一本になる。 ポーンに名前をつけ、装備を整え、世界に送り出す。その子が誰かの旅を支えている——それだけで、このゲームに費やした時間が肯定される気がする。

プレイヤーの声

👍プレイ時間: 105時間

不便なところもあり、不評を付けられる理由もわかりますが、そういう不便さも含めて普通におもしろいです。おすすめです。 追記 クリアしました。賛否両論付けられる理由は分かります。全体的に不親切だし、ストーリーも正直そんなにおもしろくないというか、味気なかったりします。けどなんだかんだまたやりたいと思えるような魅力がこのゲームにはあります。DLC待っています。

👍プレイ時間: 69時間

かなり面白かった 拠点間のワープが制限されていることで危険な状態での夜に強行軍を行うことになったりと、実際に旅をしている感覚がしてよかった

👍プレイ時間: 124時間

批判したくなる要素もありますよ。 移動が面倒とか、武具の強化に必要となる奇麗石が加護なき世界でしか手に入らないとか、竜憑きが面倒とか。 でもそれらを上回る良さがあると思っています。 アクションが爽快とか(特にシーフ)、登場人物が愛おしいとか、景色が綺麗とか、メインポーンが可愛いとか。最後のメインポーンの成長を見ただけでいいねボタン押したくなりました(親バカ) 総じて楽しかったです。次回作も楽しみです。

出典: Steam ユーザーレビュー

スクリーンショット

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