
The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition
開発: Bethesda Game Studios発売: Bethesda Softworks¥1,099
PlayNext レビュー
スカイリムの空は広い。峻険な山脈を越えれば吹雪が視界を奪い、森を抜ければ夕暮れに染まる草原が広がり、廃墟の塔からは遠くに村の灯りが見える。『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition』は、そういった「世界をただ歩くこと」自体が娯楽になる、珍しいゲームだ。メインクエストを追わなくていい。ドラゴンを倒さなくていい。気が向いたら旅に出て、見知らぬ洞窟に踏み込み、拾った日記から誰かの死の真相を知る――そんな散漫な遊び方が、このゲームでは正解になる。
## 探索が報われるつくり
スカイリムの地図上には、最初からほぼすべての場所が霧に隠れた状態で存在している。山道を歩いていると突然「遺跡を発見」というログが流れ、ちょっと覗くつもりが一時間経っていた、という経験を何度も繰り返すことになる。この設計の巧さは「発見の密度」にある。廃墟には必ず何らかの文脈が用意されていて、壁の日記や死体の配置から、ここで何が起きたのかを想像できる。宝箱の中身もランダムではなく、その場所のレベルに合わせたアイテムが入っている。探索をするたびに「来てよかった」と思わせる仕掛けが、地図の端まで詰め込まれている。
## 似たゲームと何が違うか
同じオープンワールドRPGとして比較されやすい『The Witcher 3』と並べると、両者の性格の違いが際立つ。ウィッチャー3はゲラルトという確固たる主人公を持ち、会話の選択肢も世界観の論理に沿って絞られている。物語の密度と演出の完成度では、あちらが上だ。一方スカイリムは「プレイヤーが何者であるか」を徹底的に白紙にする。盗賊団のボスになりながら魔術師ギルドにも所属し、吸血鬼を狩りつつ自分も吸血鬼になれる。この自由度の広さは、没入のベクトルが違う。「物語を追う」ゲームではなく、「自分の物語を作る」ゲームだと思うと腑に落ちる。同じBethesdaの『Fallout 4』と比べると、世界観の一貫性と探索の純粋な気持ちよさはスカイリムに軍配が上がる。
## キャラクタービルドの自由と混沌
スカイリムにはクラス選択がない。使った武器・魔法・スキルが上がり、上げたスキルに応じてパーク(特殊能力)を取得していく。これは自由でもあり、迷子になりやすい構造でもある。序盤から「一撃暗殺に特化した弓使い」を目指せるし、重装備の戦士が途中から魔法に転向することもできる。ただし、スキルツリーに沿って育てないと中盤以降で詰まりやすく、器用貧乏になって苦しくなるケースもある。自分でビルドを考えることが好きなプレイヤーには極上の自由だが、「正解を教えてほしい」タイプには若干つらい設計だ。MOD環境が充実しているため、PC版では後から大きく変えることもできるが、まず一周は素のまま遊ぶことをすすめたい。
## 初めて踏み込む人へ
チュートリアルはヘルゲンという村の脱出シークエンスで始まる。短く、親切で、ゲームの雰囲気をそのまま体験できる作りだ。そこを抜けると世界が開放されるが、最初の目的地であるリバーウッドへ向かわず、そのまま山の方向に歩き始めるのもいい。初めて熊に殺されて「ああ、このゲームはそういうゲームか」と理解するのも、立派な導入だ。
難易度はアドベンチャー(デフォルト)から始めて、物足りなければ後から上げればいい。序盤は剣と盾のシンプルな構成が安定する。魔法は序盤のコスト効率が悪いため、慣れるまでは近接でいい。クエストは複数並行して受けても問題ないが、ファスト・トラベルに頼りすぎると探索の醍醐味が薄れる。できるだけ歩くことをすすめる。スカイリムの価値の大半は、目的地へ向かう途中の道に詰まっているから。
プレイヤーの声
👍プレイ時間: 817時間
10年も前のゲームでも、MODによって最新ゲーム並みのグラフィックで遊べる もちろんMODを導入するための知識は必要ですが、学ぶだけの価値はあります というかMOD入れないとキャラ全員ブサイクでやる気失せる
👍プレイ時間: 623時間
PS3で発売初日からプレイして、PS4版PC版と…何度もやりたくなってしまうぐらい好きな作品。 PC版は知識はちょっと必要だがMODを導入することでグラフィックも気にせず楽しめるようになりバグもだいぶ減ったりするので、かなり快適。 毎年スカイリムを0から始めてクリアするまでやるというぐらい、たまにやりたくなる冒険感! なりきって世界を冒険するというプレイでは一番オススメできるゲーム
👍プレイ時間: 141時間
最高です。天才の方々が作ったmodのおかげもあり私のボロボロノートパソコンでも無限に楽しめます。(マッシュポテトより)
出典: Steam ユーザーレビュー
スクリーンショット











