appid 1,240,440

Halo Infinite

Halo Infinite
key visual / steam

批評

18万件を超えるレビューがついて好評率は69.3%、評価ラベルは「Mixed」。開発は 343 Industries、販売は Xbox Game Studios、配信開始は2021年11月15日。数字の上では賛否が割れた作品として記録されている。ただ日本語のレビューを読み下すと、その割れ方は「面白いか、つまらないか」の対立ではない。66時間プレイして非推奨に票を投じたレビュアーは「ストーリはそれなりに楽しめました。ストーリーはオススメです」と書き、「対戦はやらんので知らん」と対戦側については採点していないことを断ったうえで、「問題はゲームにログインすら出来なくなるゴミ状況」と続けている。逆に11時間で推奨に票を入れたレビュアーは、起動できない症状を延々と書いた末に「すごく好きなシリーズなのでおすすめはします」と締める。評価が割れているのはゲームデザインではなく、ゲームに辿り着けるかどうかだ。

否定側の芯にあるのはサインイン画面

ネガティブレビューを並べると、同じ場所で詰まった報告が積み上がっている。264時間プレイしたレビュアーは「PC版はmicrosoftサインイン画面でなくてみんな詰んでる。」と書く。13時間のレビュアーは「前はプレイできてたのにWindows経由かなんかわからんけど認証求めてきてっ正直なんの話なのか意味がわからない」と述べ、さらに「なにかしら必要なら前準備として登録なりさせてからゲーム起動させるようにしたらどうかな?」と提案までしている。前述の11時間のレビュアー(こちらは推奨側)の症状も近く、「昨日久しぶりに再インストールして起動してタイトル画面のEnterキーを押してくださいでEnterキーを押してみるとなんといくら待ってもタイトル画面の背景画像だけになってメニューの表示がしなくなってしまいました。」と報告している。

この不満は、ゲームの出来ではなく Steam 版が Microsoft / Xbox 側のアカウント認証に依存している構造から出ている。264時間遊べた人が突然詰まっている以上、これは「合わない」ではなく「ある日踏む」種類の壁だ。逆に言えば、Xbox / Microsoft アカウントを既に日常的に使っていて、認証まわりのトラブルシュートを自分でやれる人にとっては、致命傷ではなく手間で済む。1時間で「1回しかゲームをしていないのに、アカウントが不正になりアクセスできなくなりました。」と書いた人のように、アカウント側の事故に巻き込まれる可能性まで含めて許容できるかが分かれ目になる。ここを他人任せにしたい人には、この作品は入口で止まる。

キャンペーンとマルチプレイは別々に採点されている

本作はマルチプレイヤーが基本プレイ無料で、キャンペーンは別売りという構成を取る。Steam の説明も「キャンペーンをプレイするには Halo Infinite (キャンペーン) を購入してください。」と明記していて、この二階建てがそのまま評価の割れ方に反映されている。24時間プレイのレビュアーは冒頭で「キャンペーンは微妙だけどマルチは最高」と断じ、「旧作のように一本道になるパートはメリハリがあんまりなくて、ボス戦があってもあんまり印象に残らない」と続けたうえで、対戦側については「でも343のマルチ(PvP)の調整は良き」「大味な調整はないし、キーマウでもエイムアシストがある」と評価している。一方1時間で非推奨に投じたレビュアーは「キャンペーンモード買わないといけないやんけ」と書いており、無料だと思って入った人が有料の壁に当たる導線になっていることも見える。

キャンペーン側の手触りを一番具体的に書いているのは22時間のレビュアーで、「オープンワールドだからコンパクトな世界に感じたけど、グラップルの疾走感が気持ちいい。まあね」という一文に賛否が同居している。277時間プレイのレビュアーはもう少し踏み込み、「実は私はフックの設定があまり好きではなくて、ジェットリュックの方がHALOの世界観に合っていると思うのですが、実際にやってみるとフックの方がとても楽しいです。」と、世界観への違和感と操作の快感が両立したと書く。オープンワールド化とグラップル(フック)という2つの新機軸に対して、シリーズを長く見てきた層ほど留保をつけながら移動そのものは認めている、という構図が読み取れる。

人口とマッチングの話は証言が食い違う

対戦目当てなら気になるのは人の数だろう。Steam の実測同時接続は2,736人。20時間のレビュアーは「マッチング?するわけないでしょ。」と切り捨て、1時間の別のレビュアーも「人がいない」と書いている。ところが24時間のレビュアーの見立ては逆で、「チャート上はMCCのが人がいるけど、マッチングはInfの方が速い」としている。本作はクロスプラットフォームマルチプレイに対応しているので、Steam の同接数はマッチング母集団の一部でしかない。ただしモード次第で待たされるのも事実らしく、1時間プレイのレビュアーは推奨側でありながら「ゲームモードによってはマッチングしません」と書き添えている。ランク戦のような主流モードを遊ぶ分には成立し、ニッチなモードを狙うと空振りする、と読むのが妥当だろう。同じ1時間のレビュアーはさらに「オンラインモードにアクセスするボタンがホーム画面にないのはさすがに終わってる」とも書いていて、対戦に入るまでの導線の分かりにくさは人口とは別の問題として存在するらしい。人がいないのか、人のいる場所に辿り着けていないのか、レビューだけでは切り分けきれない部分が残る。

シリーズへの思い入れが評価を決めている

レビュー投稿者がこのゲームを遊んだ時間の中央値は約29.8時間。1時間で見切った人と832時間の人が同じ欄に並ぶ、極端に散らばった母集団だ。1時間で非推奨に投じたレビュアーは「バンジーが作らないHALOはHALOじゃない」と旧作至上の立場を明かし、44時間のレビュアーは逆側から「Haloが好きだから、その糞も好きだ、これが愛だ。」と書く。どちらもゲームの出来を論じているようで、実際に測っているのは自分とシリーズの距離だ。832時間遊んだレビュアーに至っては、本文が「俺は「HALO」が好きだー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」から始まる。作品の評価としては何も言っていないが、こういう人間が一定数いるジャンルなのだという情報にはなる。9時間で「もうとっとと終わろう クオリティ低すぎる」と書いた人も含め、点数の分布はシリーズ史への態度の分布にかなり近い。

向くのは、基本無料の対戦シューターを一本足したい人で、Microsoft アカウントの認証を自力でさばける人。撃ち合いの調整とグラップルによる移動の快感は、シリーズ未経験でも独立して効く。向かないのは、起動前の手続きで一切つまずきたくない人と、Bungie 期の一本道キャンペーンをもう一度やりたい人だ。前者は入口に、後者は構造そのものに当たる。マルチプレイは無料で試せるのだから、まず認証が通るかとマッチングの速さを自分の環境で確かめて、そのうえでキャンペーンを買うかを決めるのが、このタイトルに関しては一番損の少ない順番になる。

プレイヤーの声

俺は「HALO」が好きだー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! I Love Chieeeeeeeeeeeeeeeeeeeeef ❤
▲ recommended·played 832h
数か月前まではインストールして起動すると遊べていたのですが、 昨日久しぶりに再インストールして起動してタイトル画面のEnterキーを押してくださいでEnterキーを押してみると なんといくら待ってもタイトル画面の背景画像だけになってメニューの表示がしなくなってしまいました。 解決方法があるなら教えてほしいです。何度インストールし直したり、ネットに有った解決方法をやってもダメでしたので悲しいです。 すごく好きなシリーズなのでおすすめはします
▲ recommended·played 11h
HALO6の劇の筋は少し前に失敗したHALO5のために適当に与えて、しかしやはり少し疵があります。その中のフックの遊び方、実は私はフックの設定があまり好きではなくて、ジェットリュックの方がHALOの世界観に合っていると思うのですが、実際にやってみるとフックの方がとても楽しいです。小学生の頃からHALO1をやっていて、大学でHALO6をやり終えた今まで、感慨深いとしか言いようがありません。再建されたHALOスタジオがどんな作品を出してくれるか楽しみです
▲ recommended·played 277h

source: steam user reviews

スクリーンショット

Halo Infinite screenshot 1
plate 01
Halo Infinite screenshot 2
plate 02
Halo Infinite screenshot 3
plate 03
Halo Infinite screenshot 4
plate 04
Halo Infinite screenshot 5
plate 05
Halo Infinite screenshot 6
plate 06

関連する特集記事

似ているゲーム

embedding 類似度ベース