Destiny 2

Destiny 2

開発: Bungie発売: Bungie無料

Steam レビュー

非常に好評

PlayNext レビュー

Destiny 2は「無料で遊べるMMOシューター」という肩書きを持ちながら、その実態はもっと複雑な生き物だ。基本プレイ無料で始められるが、プレイヤーを引き寄せる本当の磁力は銃の手触りにある。引き金を引いた瞬間に手に伝わる振動、敵が弾を受けてよろける反応、スキルを発動したときの爽快なビジュアルエフェクト——これだけで数百時間を溶かせるゲームが、世の中にどれだけあるだろうか。「基本無料のMMO」と聞いて身構える必要はない。本質はバンジーが長年磨き上げてきた一人称視点シューターの快楽であり、その上にMMO的な社会構造が乗っかっている。 ## 初見プレイヤーへの正直なアドバイス まず現実を伝えておく。2017年のローンチから7年以上が経過したDestiny 2は、「初心者フレンドリー」とはとても言えない状態だ。ストーリーの時系列は複雑に入り組み、過去の拡張コンテンツは「Vault of Glass」のような伝説的レイドを含め、すでに多くが削除されている。世界設定を理解しようとWikiを開いた瞬間、圧倒的な情報量に眩暈を感じるかもしれない。 それでも始める価値はある。コツは「全部わかろうとしない」ことだ。まず現在のフリーコンテンツで銃の感触を確かめ、気に入ったなら拡張コンテンツを購入する、という段階的なアプローチが現実的だ。友人と一緒に始められるなら理想的だが、ソロでも十分にコンテンツは楽しめる。MatchmakingシステムやLFGを使えば、見知らぬプレイヤーとのレイドも現実的な選択肢になる。 ## 銃の引力——戦闘の手触り Destiny 2が他の無料プレイMMOシューターと根本的に異なる点は、戦闘の「物理的な充実感」にある。Division 2やWarframeも優れたシューターだが、Destinyの銃一丁一丁が持つ個性と発砲感は別格だ。Hand Cannonで敵の頭に一発叩き込んだときの重い手応え、Fusion Rifleが収束ビームを放つ直前の溜め感、Swordで敵に斬りかかるときの踏み込みの感触——それぞれが異なる「リズム」を持っている。 加えてクラス固有のスーパースキルの存在が戦闘にドラマを生む。Hunterがブレードを投げてフィールドを斬り裂く、Warlockが空中に浮遊しながら範囲爆発を放つ、Titanが巨大なハンマーで地面を叩き割る——これらは単なるダメージ技ではなく、「自分が強力な存在になった瞬間」を演出する装置だ。この感覚はBorderlandsやApex Legendsとも違う、Destinyだけの快楽だ。 ## Steam評価の裏にあるもの 「非常に好評」という評価の背景には、長年のファンによる根強い支持がある。ただしSteamのレビューを掘り下げると、かなり複雑な感情が渦巻いているのがわかる。「バンジーの判断に不満はあるが、ゲーム自体は最高」という矛盾した評価が目立つ。 具体的には、過去数年で多くのコンテンツが「Destiny Content Vault」と呼ばれる形で削除されたことへの不満が根強い。プレイヤーが課金して購入した拡張コンテンツが遊べなくなることへの批判は正当だ。また2024年に大規模なレイオフが行われ、開発体制への不安も拭えない。評価が「圧倒的に好評」ではなく「非常に好評」に留まる理由は、こうしたビジネス面・運営面への不満が確実に混入しているからだ。ゲームそのものへの評価と、運営への評価を分けて考える目が必要だ。 ## 物語の引力 宇宙を舞台にした神話的スケールのSFという設定は、Mass Effectに近いが方向性は異なる。Destinyは「語られない謎」を意図的に残す世界設計だ。Grimoire(ゲーム内の断片的なテキストログ)を読み込むことで世界観の深度が増す仕掛けは、ゲームプレイ中に自然と説明されることはほぼない。表層だけ追えば「敵を倒してミッションをクリアする」だけのゲームに見えるが、ヴェックス(未来から来た機械知性体)やヘイブン(神秘的な超存在)の設定を掘り下げると、SF世界構築として非常に野心的な試みであることがわかる。 ただしその物語は「遊んだ時期」によって体験が大きく異なる。現在から始めると、削除されたシーズナルコンテンツで語られた重要な展開を知らぬまま進むことになる。物語体験の断片化は、このゲームが長年抱える最大の構造的問題だ。 ## 価格に見合う体験か 無料で遊べる範囲でも、数十時間分のコンテンツは確保されている。しかし「本当のDestiny 2」を体験したいなら、現行の拡張コンテンツへの投資が必要になる。過去の拡張は削除済みのものが多く、現在購入できる主なコンテンツは「The Final Shape」などに限られる。 この判断基準を提案したい。「まず無料範囲で10〜20時間遊んでみて、銃の感触に惚れ込んだら課金を検討する」。それで十分だ。逆に、オフラインで遊べないこと(常時オンライン必須)と、過去コンテンツの消滅リスクを受け入れられないなら、Borderlandsシリーズや Deep Rock Galacticなど、より完結した体験を提供するゲームに向かった方がいい。 ## 長期運営の現在地 2025年以降、Destiny 2はバンジーがSonyに買収された後の新体制のもとで運営されている。コンテンツの追加ペースは以前より落ち着いており、かつての「3ヶ月に一度の新シーズン」という熱狂は薄れた。だがそれは必ずしも悪いことではない。バグ修正やバランス調整に時間がかけられるようになり、古参プレイヤーからは「ゲームの完成度は上がった」という評価も聞かれる。 7年以上の歴史を持つゲームとして、Destiny 2はいまだに世界中のプレイヤーを抱える数少ないMMOシューターの一つだ。コミュニティは成熟しており、初心者向けの解説動画やビルドガイドが豊富に存在する。今から始めても決して遅くない——ただし、ゲームとの向き合い方に「割り切り」が必要なのは確かだ。それを受け入れた先に、他のどのゲームでも得られない種類の充実感が待っている。

プレイヤーの声

👍プレイ時間: 1,773時間

何だかんだ好きだけど苦悶と苦悩と苦行に耐えうる強靭な精神が育まれていないと禿げ散らかすことになります! 何の説明もないギミックやこれホントに面白いと思って作ったの?みたいなアスレチックをFPSなのにプレイしたい方にはおススメ!

👍プレイ時間: 1,474時間

Destiny cured my video game addiction, thanks bungie.

👍プレイ時間: 2,661時間

長年のファンとしては頑張って立て直してほしいという気持ち。実際直近の更新内容はかなり楽しく遊びやすく改修が入ったので久しぶりにガーディアンライフを満喫しています。この調子で美しく幕を閉じてくれることを期待しています。

出典: Steam ユーザーレビュー

スクリーンショット

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