
ICARUS サバイブイカルス
ICARUS
開発: RocketWerkz発売: RocketWerkz¥3,900
PlayNext レビュー
「時間が来たら、必ず帰れ」——ICARUSというゲームはこの一点で、あらゆるサバイバルゲームと一線を画す。DayZの生みの親、Dean Hallが率いるRocketWerkzが手がけた本作は、テラフォーミングに失敗した惑星イカルスに「プロスペクター(探査員)」として降り立ち、ミッションを遂行して宇宙ステーションへと帰還するまでの過程を描くPvEサバイバルだ。ValheimやThe Forestのような「死ぬまで遊ぶ」構造ではなく、セッション制という時間的な緊張感が全体に貫かれている。広大な荒野を探索し、資源を掘り、拠点を建て、野生動物と戦い、嵐をくぐり抜ける——その行為一つひとつに「帰還」という締め切りが影を落とす。この設計の妙こそが、ICARUSの体験をユニークなものにしている。
## 自由度と制約のバランス
ICARUSの最大の特徴は、「前哨基地」と「セッション」という二層構造にある。キャラクターのレベルやアンロックしたレシピはオービタル(宇宙側)に永続保存されるが、惑星上のセッション内で作ったものはミッション終了とともに消える。これがValheimuやARKとの決定的な違いだ。ARKでは基地を何週間もかけて育てる楽しさがあるが、ICARUSにおける地表での建築はあくまで「使い捨ての足場」に近い。
しかし、この制約が逆に意思決定の密度を高める。「エキゾチック素材を採るための拠点をどこに置くか」「嵐が来る前にどこまで採掘を進めるか」——毎セッション、限られた時間の中でリソース配分を最適化する思考が要求される。一方、前哨基地モード(Outpost)は時間制限なしの自由なサバイバルも楽しめるため、「せかされるのは苦手」というプレイヤーにも逃げ道が用意されている。この二本立ての構造は、異なる遊び方をしたいプレイヤーを同じゲームに共存させるうまい設計だと感じる。
## 演出と雰囲気の魅力
惑星イカルスの景観は、サバイバルゲームの中でもトップクラスの美しさと圧迫感を併せ持つ。昼間の森は深い緑と岩肌が入り混じり、遠景に山脈がそびえる。夜になると空気の粒子が発光し、幻想的なグラデーションが視界を覆う。だが美しさと危険は表裏一体で、突然の嵐は視界を奪い、雷が落ち、体温が急激に奪われる。
この天候システムの演出が秀逸で、嵐の予兆として空の色が変わり始めると、反射的に「今すぐ避難所を作らなければ」という焦燥が走る。Green Hellの濃密なジャングルやSubnauticaの深海とは異なり、ICARUSの恐怖は「広さ」から来る。拠点から遠く離れた場所で嵐に遭遇したとき、広大なオープンワールドが一転して孤立した荒野に変わる感覚は、本作ならではの体験だ。最大8人でのオンライン協力プレイにおいては、こうした局面での連携が自然と会話を生み、コミュニケーションツールとしても機能する。
## 戦闘の手触り
戦闘に関しては、正直に言うと本作の「最も薄い要素」の一つだ。序盤は石の槍でオオカミやクマに立ち向かうことになるが、モーションはやや硬く、近接戦は位置取りと当たり判定の読み合いよりも「ゴリ押しか逃げるか」の二択になりがちだ。The ForestやGreen Hellのような緊迫した格闘感とは程遠い。
ただし弓と罠の組み合わせによるハンティングは完成度が高く、動物の行動ルートを読んで罠を仕掛け、仕留めた獲物を解体して素材にする一連の流れはリズムがよい。また、ライフルや散弾銃など銃器が解禁される中盤以降は戦闘の快適さが大きく向上する。序盤の戦闘が単調に感じられても、それを乗り越えると装備の幅が広がり、野生動物との関係が「恐怖」から「資源」へと変化するのが実感できる。
## プレイ時間と満足感
ICARUSはソロでも十分に楽しめるが、本領は複数人での協力プレイにある。一人が採掘し、一人が建築し、一人が狩りに出る——役割分担が自然に生まれ、ミッションのゴールに向かって少しずつ前進していく感覚はほかのサバイバルゲームにはない充実感をもたらす。
ただし、序盤のチュートリアルが不親切な点は注意が必要だ。クラフトツリーの複雑さと素材の依存関係が最初はわかりにくく、何をすべきかわからないまま時間を消費してしまうことがある。ARKやValheimのように「とりあえず殴り続けていれば進む」感覚は薄く、計画性と事前調査がある程度求められる。「サバイバルゲーム初体験」のプレイヤーより、ジャンルに慣れた人が新鮮な緊張感を求めて手にとる一本として最適だ。価格帯(¥3,900)を考えると、セッションを重ねるごとに発見のある奥行きは十分にある。「締め切りのあるサバイバル」という一点において、ICARUSは独自のニッチを確立している。
プレイヤーの声
👍プレイ時間: 55時間
このゲームはリアル版マイクラのような感覚で楽しめています。 のどの渇き、空腹と酸素は都度回復していかないといけないので最初はこまめな補充が必要ですが、やりこんでいくと気にならないレベル(ある程度は勝手に補充しれくれるようになるの)でプレイできるので不必要な負荷?は感じないです。 PC構成に関しては私のパソコンで遜色なく稼働しているのでSwitch版と同じ空間でプレイできるようになるとより楽しくなりそう。 今後のアプデに期待したい。
👍プレイ時間: 85時間
自分はオープンサバイバルのゲームが好きでこのゲームはセールの時に1000円台のときもあれば 399円の時も! ほぼ毎週のように大型アプデ!グラフィックのよさ。 のんびりとウマや鳥を飼って山中の放牧生活もいいし ボスと戦ったりも!
👍プレイ時間: 228時間
アーリーアクセスの時にプレイしてこれミッションじゃなくてオープンワールドで住めればいいなっておもってたらオープンワールドがプレイできるようになってたのしいです。 制限時間にせかられるのもないしまったりプレイできて リアルなオープンワールドの世界でまったりしたい方ならおすすめです。
出典: Steam ユーザーレビュー
スクリーンショット











