No Man's Sky

No Man's Sky

開発: Hello Games発売: Hello Games¥2,600

Steam レビュー

ほとんど好評

PlayNext レビュー

無限の宇宙に放り出されたとき、最初に感じるのは圧倒的な孤独だ。見渡す限り広がる異星の荒野、聞き慣れない生物の鳴き声、地平線の向こうに沈む複数の太陽——『No Man's Sky』はそこから始まる。壊れた宇宙船を修理し、資源を集め、星から星へと渡り歩く。このゲームの核心はシンプルだ。「次の星に何がある?」というたった一つの問いに引きずられながら、気づけば何十時間も経っている。 ## 演出と雰囲気の魅力 『No Man's Sky』の雰囲気を一言で表すなら、「孤独と好奇心の共存」だ。広大な宇宙に自分一人で存在しているような静けさがある一方で、新しい惑星に降り立つたびに胸が高鳴る。 アルゴリズムで自動生成される世界は、紫色の草原に巨大な結晶が林立する星、毒雨が降り注ぐ荒廃した岩漠、巨大な水棲生物が泳ぐ海洋惑星など、その多様さが驚異的だ。「次はどんな惑星が待っているか」という期待感が、プレイを続けさせる原動力になっている。 ストーリーも存在する。アトラスと呼ばれる謎の存在、消えた探索者の記録、宇宙の真実に迫る主線クエストがあり、SFとしての世界観の骨格はしっかりしている。ただし、ストーリーを追うよりも寄り道の探索が主になりやすく、物語に深く没入したい人には物足りないかもしれない。ゲームの本質は「語られる物語」ではなく「自分が作る体験」にある。 ## 探索の喜び——無限の星系が生む発見の連鎖 惑星に降り立つ手順はどこでも同じだ。スキャナーを起動して地形を分析し、資源を採掘し、生物や植物を登録してナノマシンを稼ぐ。この繰り返しが単調に聞こえるかもしれないが、「何が見つかるか」の不確かさがその単調さを打ち消す。 たとえば、平凡な砂漠の惑星と思って降り立ったら地下に巨大な空洞が広がっていて、そこに見たことのない形の生物が群れていた——そういう偶然の発見が、プレイを止められなくする瞬間を何度も生み出す。自分が発見した生物や惑星に名前をつけてサーバーにアップロードする機能もあり、宇宙全体が他のプレイヤーと共有されたデータベースになっている感覚は独特だ。 『Starfield』と比較するとその違いが明確になる。『Starfield』は都市や人間ドラマ、クエストの多様性で宇宙を描くが、『No Man's Sky』は惑星そのものの生態系と宇宙の広さで語る。前者がRPGとしての深みを重視するなら、後者は探索シミュレーターとしての純粋さを優先している。どちらが正解ではなく、「何もない星に降り立つことに意味を見出せるか」が、このゲームとの相性を決める。 ## 初見プレイヤーへのアドバイス——最初の数時間を乗り越えるために 正直に言う。最初の数時間は面倒くさい。チュートリアルが長く、インベントリ管理が煩雑で、資源の種類が多すぎてどれを集めればいいか分からない。序盤の「何をすればいいのか分からない」という感覚は、このゲームの最大の障壁だ。 まず宇宙船を修理して最初の星系を脱出するまでは、ゲームの本当の顔を見ていない。ハイパードライブを解放し、複数の星系を行き来できるようになったとき、ようやくこのゲームが提供したいものが見えてくる。序盤の退屈さに耐える価値はある。 難易度は自由に設定できる。「通常」モードは資源管理と生存要素のバランスが取れているが、「クリエイティブ」モードにすれば資源が無限になり、探索だけに集中できる。「ストーリー」や「生存」など複数のモードがあるので、求める体験に合わせて選ぶといい。探索の楽しさを純粋に味わいたいなら、最初はクリエイティブモードから始めるのも一つの手だ。 マルチプレイ機能もあり、フレンドと同じ惑星を一緒に探索できる。協力して基地を建設する体験は、ソロとは異なる楽しさがある。ただしこのゲームの孤独感はソロの方が際立つので、一人で宇宙の広さを噛み締めるプレイも捨てがたい。 ## ビジュアルとサウンドの仕上がり 視覚的な印象は「広大さ」の一言に尽きる。惑星ごとに色調が異なり、同じ星系内でも隣の惑星は全く別の顔を持つ。大気の透明感、雨が降る前の空の変化、夜になると増える星の数——細部まで作り込まれた環境描写が、異星にいる実感を生む。VRモードに対応しているのも頷ける完成度だ。 音楽は65daysofstaticが手掛けたアンビエント・エレクトロニカが基調で、探索中は静かに流れ、宇宙船に乗り込むと宇宙の広がりを感じさせるサウンドスケープに切り替わる。BGMが主張しすぎず、環境音と溶け合うバランスが絶妙だ。生物の鳴き声や岩を砕く採掘音など、効果音の細やかさも没入感に貢献している。 価格は¥2,600と手頃で、リリース後も継続的な無料アップデートで大幅に機能が追加されてきた。発売当初とは別ゲームと言えるほど進化しており、今から始めるプレイヤーはその恩恵を丸ごと受けられる。「宇宙の孤独と広さを体で感じたい」という欲求に、これほど真摯に応えるゲームは少ない。

プレイヤーの声

👍プレイ時間: 64時間

壮大な世界を堪能するゲーム、 Arkやマインクラフトのような無限のサンドボックスを期待するというよりは、未知の体験がなくなるくらいまで、知らない世界を探検するゲームといった印象。やりこみ要素もあるけど、その1点でみれば上位互換のゲームが複数あると思います。 しかし未知の惑星に足を踏み下ろし世界を探検する、この1点に限って言えば度のゲームにもかえがたい魅力があります。はまらなくていいから1度プレイしてみて欲しい。ユーザーの心に刻み込んでくれる何かを受け取ることができると思います。

👍プレイ時間: 148時間

ドラマチックなストーリーや演出はありませんが、壮大な宇宙を自由に探検できるゲームです。SUBNAUTICAを全宇宙スケールに拡大したゲームといった感じです。

出典: Steam ユーザーレビュー

スクリーンショット

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