サブノーティカ

サブノーティカ

Subnautica

開発: Unknown Worlds Entertainment発売: Unknown Worlds Entertainment¥1,419

Steam レビュー

非常に好評

PlayNext レビュー

海の底に墜落する。それがこのゲームのはじまりだ。宇宙船が炎上し、脱出ポッドで投げ出された先は、陸地のない惑星の海面。手元にあるのは簡素なナイフと建築ツールだけ。見渡す限り水平線。眼下には光の届かない深淵。サブノーティカはサバイバルゲームだが、その本質は「恐怖と美しさが同居する場所への潜水」だ。プレイヤーはこの海を攻略するのではなく、この海に受け入れてもらうことを学んでいく。 ## 探索の喜びと恐怖の同居 浅瀬から始まる。サンゴが揺れ、魚が群れをなして泳ぎ、色とりどりの植物が光を受けてゆらめく。ここはまだ安全な領域だ。だが、好奇心がプレイヤーを深みへと引き込む。潜れば潜るほど光は失われ、色は青から黒へと変わる。やがて、自分が何かに見られている気がしてくる。 サブノーティカの探索設計が巧妙なのは、プレイヤーに「下へ行け」と命令しないことだ。ストーリーを進めるには深海へ向かわなければならない。しかしゲームはそれを強制しない。ただ、謎が深いところにある。無線信号が深海から届く。データパッドの記録が、さらに下へ行った者の話をする。プレイヤーは自分の意志で、恐怖を認識しながらも潜っていく。この「自発的な恐怖への接近」がサブノーティカ体験の核心だ。 ## 物語の引力 ゲームには明確なストーリーがある。しかしそれは「語られる物語」ではなく「発見される物語」だ。壊れた難破船の中に残されたデータパッド、死んだ探検家の最後のログ、海底基地に書き残されたメモ。断片が散りばめられており、プレイヤーはそれをつなぎ合わせながら、この惑星で何が起きたのかを少しずつ理解していく。 この手法が有効なのは、プレイヤーが物語を「体験しながら受け取る」からだ。危険な洞窟を泳ぎ抜けてようやくたどり着いた基地で、震える手(比喩的に)でログを再生する。そこに記された絶望と希望の記録は、安全な場所で読む文章とは重みが違う。自分がリスクを負って来た場所に意味があったと知る。その瞬間の満足感は、他のゲームではなかなか味わえないものだ。 ## 生存の手触り クラフトシステムはシンプルだ。素材を集め、設計図を使って道具や機器を作る。最初は酸素ボンベすらなく30秒しか潜れないが、改良を重ねるうちに深海潜水服を纏い、小型潜水艦を操り、海底基地を建設できるようになる。この成長の曲線が非常に気持ちいい。 ただ、他のサバイバルゲームとは決定的に異なる点がある。サブノーティカには戦闘がほぼない。武器らしい武器は存在しない。この惑星の生態系はプレイヤーを圧倒するほど強力で、戦って倒せる相手ではない。できることは回避し、隠れ、観察し、理解することだけだ。MinecraftやThe Forestのように「強くなって敵を倒す」快感ではなく、「この環境を理解して生き延びる」知恵の快感がある。戦闘が苦手な人にとっては福音で、アクション主体のサバイバルを期待している人には肩透かしになるかもしれない。 ## こういう人におすすめ 探索とストーリー発見に喜びを感じる人に強く薦めたい。特に「次に何があるか知りたくて止められない」タイプのプレイヤーに刺さる。深海恐怖症(タラソフォビア)気味の人ほど、逆説的にこのゲームの虜になるケースが多い。恐怖を乗り越えた先にある景観の美しさと達成感が強烈だからだ。 一方で、明確な目標と達成感を定期的に欲しいプレイヤーには向かない。次に何をすべきかはゲームがあまり教えてくれない。探索し、試し、失敗し、また潜る。この反復の中に自分でリズムを作れる人間でないと、途中で迷子になる。また、序盤の酸素管理と素材集めは地味で長い。「最初の3時間を超えられれば別のゲームになる」という評価はよく聞くが、これは本当だ。 ## 余韻と考察の楽しみ クリアした後、この惑星が頭から離れない。生態系の設計があまりに精緻で、海の生き物たちは独自の行動原理で動いている。捕食者は縄張りを持ち、草食生物は群れで移動する。プレイヤーはその生態系の外来者であり、介入者だ。自分が何かを採取するたびに、この海に小さな傷をつけているような感覚がある。 ストーリーの結末も、シンプルな勝利では終わらない。この惑星とどう向き合うかという問いが残される。説明されない謎も意図的に残されており、考察の余地が大きい。エンドロールを見終えたあと、しばらくぼうっとしてしまうタイプのゲームだ。「体験」という言葉が最も似合う作品の一つだと思う。

プレイヤーの声

👍プレイ時間: 52時間

知らない惑星の海のど真ん中に漂着して、どうにか生き延びようと足掻くゲーム。 軽めのストーリーがあり、ある程度は行き先が誘導されるけど導線が全体的に薄いです。序盤はともかく、終盤は本当に薄いです。自分で色々考えて探索したり、やるべき事を見つけるのが好きな方にオススメします。それから、最序盤はストレージ少なすぎ問題でアイテム管理が本当に面倒です。拠点を作れるようになると一気に楽になるので、アイテムは拾いすぎずに拠点を作ることを優先目標にするとスムーズに進むと思います。

👍プレイ時間: 113時間

ポップな見た目とは裏腹にしっかり怖かった。ビビリすぎて30時間は浅瀬でちゃぷちゃぷ。スキャナーで安定して収集できるようになってからは少しマシになったが、クリアするまでだいぶかかってしまった。海の恐怖を存分に味わえました。

出典: Steam ユーザーレビュー

スクリーンショット

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