紅の砂漠

紅の砂漠

Crimson Desert

開発: Pearl Abyss発売: Pearl Abyss¥9,680

PlayNext レビュー

「次に何をプレイすべきか」という問いに、このゲームは独特の答えを返してくる。『紅の砂漠』は、Pearl Abyss が長年をかけて作り上げたオープンワールド・アクションアドベンチャーだ。同スタジオの看板タイトルである『黒い砂漠』がMMORPGとしての広大さを持つのに対し、本作はシングルプレイヤーに絞ったナラティブ重視の構成を採る。主人公クリフは、灰色のたてがみを持つ傭兵団長。失ったものを取り戻すという個人的な動機と、ファイウェル大陸に忍び寄る巨大な脅威という二重の引力が、プレイヤーを旅へと駆り立てる。本作を一言で表すなら「手触りの密度が異常に高い、体感型のアクションRPG」だ。グラフィックの美しさや世界の広さは語られがちだが、このゲームの本質はあくまで「操作する喜び」にある。 ## 剣と身体の手触り Pearl Abyssが培ってきた物理ベースの戦闘システムは、本作でさらに洗練されている。攻撃がヒットする瞬間の重さ、敵がよろける挙動、地形を活かした立ち回り——すべてが「当たっている」という感覚を持って返ってくる。『ゴースト・オブ・ツシマ』が映画的な様式美を追求したのとは異なり、本作の戦闘はもっと泥臭く、身体的だ。敵の攻撃をジャスト回避してカウンターに繋げるシーケンスは、何度やっても気持ちがいい。 ボス戦は特に印象深い。単なるHPの削り合いではなく、戦闘の途中でシームレスにシネマティックシーンが差し込まれ、クリフとボスの「対話」として演出される。『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズを思わせるスケール感だが、Pearl Abyss流の過剰なエフェクトとカメラワークが加わることで、全体的なトーンはより暴力的でカオスに近い。人によってはやり過ぎと感じるかもしれないが、この過剰さはひとつの個性として機能している。 通常の戦闘では、複数の武器種を切り替えながらコンボを組み立てる。スキルツリーの選択によってプレイスタイルが大きく変わるため、二周目以降は別のビルドを試したくなる設計になっている。ただし、操作の習熟にはそれなりの時間がかかる。最初の数時間はボタンの多さに戸惑うことも珍しくない。 ## 探索と積み重ね、その密度 フィールドは広いが、目的地まで「走るだけの空白」が少ないのが本作の強みだ。荒野を横断するルートの脇には廃墟があり、廃墟に入れば古代遺跡の仕掛けがあり、その奥には名もないボスが待ち構えている——という発見の連鎖が続く。『エルデンリング』ほどの謎解き要素はないが、「脱線するたびに報酬がある」という設計の気持ちよさは共通する。 アビスと呼ばれる特殊領域は、通常フィールドとは異なる異質なロジックで動いている。物理法則が歪み、敵の行動パターンも変わる。繰り返し挑む価値のある高難度コンテンツとして機能しており、やり込み勢には周回の主戦場になりえる。ただし、ここに関してはソウル系に慣れたプレイヤーでないと挫折しやすい難度帯に設定されている部分もある。 クラフトや拠点管理も一定の深みを持つ。資源を集め、拠点を強化し、傭兵団の仲間にアイテムを支給する流れは、単純なお使いではなく「経営感覚」に近い。『モンスターハンター』のように「素材のためにもう一回」という動機が生まれやすい設計だ。ただし、このあたりのシステムは複雑さと引き換えに、ゲームへの没入を一時的に断ち切る側面もある。UI周りがやや直感的でない部分もあり、慣れるまで管理が煩雑に感じることがある。 本作が向いているのは、重厚な手触りのアクションと広大な世界の探索、その両方を同時に求めるプレイヤーだ。逆に、ストーリー優先でテンポよく進めたい人や、UIのわかりやすさを重視する人には摩擦を感じる場面も多い。Pearl Abyssの作る世界は常に「没入するには代償が要る」という性質を持っており、本作もその例外ではない。それでもクリフの旅を最後まで見届けたいという衝動は、操作の密度が生み出す体験によって、プレイ開始から数時間で確実に芽生えてくる。

プレイヤーの声

👍プレイ時間: 130時間

ブレワイなどの比較対象が割と良いお菓子だとすると、このゲームはコンビニ限定販売のお菓子です。 それをテーブルに山盛りでぶち撒き、食べたい物から少しずつ食すようなゲームなんじゃないでしょうか。 辻ラリアットで貴族をしばき回したり、犬猫やハウスレスな人々に施しの精神で利他の概念を学んだり、 可愛いヒツジを飼いたくて受付に持ってったら食肉加工されたり、釣りよりも手掴みした方が早くね?て気付いて夢中になりそのまま溺死したなどなど⋯。 遊びとおもちゃがいっぱい散らばってて、 なんか知ってる気がするけど美味しいよねこれって要素がふんだんに詰まったゲーム。 ただしボス戦、テメーは駄目だ。 神ゲー

👍プレイ時間: 136時間

メインストーリーがバグで進められないゲーム売るなよ。 2時間以上プレイしないと分からないバグがあり、返金も出来ない。 ただ、Mac用MODが使えるようになってクソ面白ぇぇえやぁああ!!!

👍プレイ時間: 195時間

とにかくやること、やれることがたくさんあって、ひたすらにやってしまう・・・ 細かい不満はあれどトータルで見れば値段以上に楽しめている

出典: Steam ユーザーレビュー

スクリーンショット

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