Resident Evil 7 Biohazard

BIOHAZARD 7 resident evil

圧倒的に好評124,794
BIOHAZARD 7 resident evil
key visual / steam

批評

廃屋の玄関をくぐった瞬間から、このゲームはプレイヤーの「見る」という行為そのものを武器に変える。一人称視点(アイソレートビュー)で展開するバイオハザード7は、シリーズの原点であるサバイバルホラーを、完全に異なるアーキテクチャで再構築した作品だ。米国南部の湿地帯に佇む朽ちた屋敷、行方不明になった妻エヴリンを探しにきた主人公イーサン、そして異常な再生能力を持つベイカー一家。物語の輪郭は最初から歪んでいて、プレイヤーは「何が起きているのか」を理解しないまま、じりじりと恐怖の核心へ引きずり込まれていく。2000年代以降に「アクションゲーム」として変容したシリーズの文法を根底から問い直し、「逃げる」「隠れる」「わずかな資源を切り盛りする」という感覚を完全に復権させた一作である。

恐怖の手触り——弾薬と精神の消耗戦

ゲームプレイの中心にあるのは、リソース管理の緊張感だ。弾薬は常に足りない。足りないというより、「撃っていいのか」という判断を常に迫られる設計になっている。ベイカー家の家長ジャックは序盤から主人公を追いかけ回し、倒しても倒しても立ち上がる。ここで弾を撃ち続けることはほぼ無駄で、プレイヤーは早々に「戦うべき敵と逃げるべき敵の判断」を学ばされる。

敵の配置も絶妙に計算されていて、見えない曲がり角、薄暗い廊下、物音だけが先行する空間演出が積み重なる。バイオRE:4やバイオ5のような爽快なアクションとは対極で、むしろ初代バイオハザードが持っていた「この屋敷の構造を覚える」という探索ゲームとしての性質が色濃い。鍵を手に入れ、扉が開き、マップが更新される瞬間の安堵感は、サバイバルホラーのクラシックな快楽そのものだ。

一方で、REエンジンによる異常なほどフォトリアルな描写が、その恐怖を増幅させる。血痕の滲み方、廃屋の木材の腐食、食卓に並ぶ異物——テクスチャの密度が「ここに本当にいる」という感覚を強化し、VRモード(PSVR対応)でプレイすると現実との境界がさらに曖昧になる。

やり込みと周回要素

クリア後の周回プレイに向けて、ゲームは複数の仕掛けを用意している。まず「マッドハウス」難易度の存在がある。通常難易度より敵の強度と配置が増し、セーブに消耗品(カセットテープ)を消費する仕様に変わるため、プレイスタイルの根本的な見直しを要求される。「どの弾を温存するか」「どのルートを選ぶか」という判断の重みが段違いになり、同じマップでもまったく異なるゲームとして機能する。

Steam実績の構成も周回を後押しする。特定の方法での撃破、アイテムを一切使わないクリア、あるいは特定NPCとの会話分岐など、一周目では気づかなかった要素が実績を通じて可視化される。屋敷内に隠されたアンティークコイン(オールドコイン)の収集も、マップを細部まで読み解く動機になる。

ボリューム自体はメインストーリーで8〜12時間程度とコンパクトだが、それが密度の高さを生んでいる側面もある。DLCコンテンツ(「ノット・ア・ヒーロー」「エンドオブゾイ」)も含めると、世界観の補完として十分な読み応えがある。

こういう人は合わないかも

まず正直に言っておくべきことがある。このゲームは「怖い」。演出上の怖さではなく、「次の部屋に入りたくない」という身体的な反応を引き出す種類の恐怖だ。ホラーが苦手なプレイヤーにとっては、楽しむ前に消耗してしまう可能性がある。

バイオRE:4やバイオ5・6のような「多数の敵を派手に倒す爽快感」を求めてシリーズに入ったプレイヤーにとっても、本作はかなり異質な体験になる。主人公イーサンは格闘技も特殊訓練もない一般市民であり、銃の扱いにキレがない。命中精度のブレ、重い足音、弾を撃つたびに感じる「消費してしまった」という後悔——これらはすべて意図的な設計だが、アクション的な快楽を求める人には窮屈に映るだろう。

また、物語の評価はプレイヤーによって大きく割れる。序盤の閉塞的な恐怖から後半にかけてスケールが変化していく展開に「後半ちょっと違う」と感じる声は根強い。一方でその変化がゲーム全体の構造的なテーマと連動しているとも読めるため、物語の読み方次第で評価が反転する作品でもある。

サイレントヒル2が持つ「心理的な閉塞感と孤独」、あるいはアウトラストが持つ「武器を持たない恐怖」——それらに近い感覚を一人称視点のAAAタイトルとして体験したいプレイヤーには、¥1,990という価格は破格に安い。シリーズ未経験者が入口として選んでも違和感のない完結した物語構成も、本作の大きな強みだ。

プレイヤーの声

チャプター2までは心臓がもたない!!あまりに怖すぎて一度断念したけれど、 マジで怖い。マジでホラーすぎるから音を小さくしてやった。 静かじゃなければできる!動画実況を再生しながらやったら、皆でやってる間隔になってだいぶマシになった。 エイコーの叫び声の方が大きくて笑うw ゾイのストーリー始めたら最初のムービーがけ音声と映像がめっちゃズレてた。 その後は大丈夫だった
▲ recommended·played 16h
4~6に比べると敵の数が少なく、プレイヤーも多少弱い人物が描かれているので、ゲーム性はバイオ0,1、RE2に近いです。 おまけのゲームがとても多いので、遊び方の豊富さは一番かも。 おまけゲームの最高難易度は、動画を参考にしてクリアしました!本当に丁寧な解説動画が揃っています! おかげさまで実績コンプリートが出来ました!Neroさんありがとうございます!! 注意!! ゴア表現(暴力的表現、オノ、チェーンソー、動物(狂暴・嫌悪・グロ))が歴代で最も強く出ているので、ゾンビの恐怖やびっくりよりも目を背けたくなる系のホラーゲームです。
▲ recommended·played 65h
恐怖&気持ち悪い演出は光るものがあり、ストーリーも面白い。ただ1人称視点やアクション面で細かい不満・ストレスがあった。2017年発売なので仕方ないかな。DLCの「Not a Hero」については主人公の動きが軽快でRE4みたいな面白さがあった。やはりアクションはある程度プレイヤー側に自由・快適に動かせる余地を与えた方が面白さが生まれると思った。 尚、コントローラーでプレイ中、誤ってキーマウに触れると二度とコントローラーでは動かせず、再起動しか対処方法がなかった。他のゲームで起きたことがないので注記しておく。
▲ recommended·played 26h

source: steam user reviews

スクリーンショット

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Resident Evil 7 Biohazard screenshot 3
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