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The Outlast Trials

The Outlast Trials
key visual / steam

批評

「逃げろ」という本能だけが頼りになる瞬間がある。暗い廊下、足音が近づく、仲間の悲鳴が聞こえる——The Outlast Trialsが突きつけてくるのは、そういう原始的な恐怖だ。Red Barrelsが送り出したこのタイトルは、シリーズ初の協力プレイ対応ホラーとして、孤独な恐怖体験に「他者」という変数を加えた。舞台は冷戦時代のアメリカ。謎の企業Murkoffの施設に拉致された被験者たちが、精神を削るような「治療プログラム」をくぐり抜けることを強いられる。カメラを構えて真実を暴くあの一人旅とは異なり、本作は同じ地獄を最大4人で共有できる——それが救いになるか、新たな恐怖の源になるかは、一緒に走り回る仲間次第だ。 ## マッチングの実際と待ち時間 ロビーに入ってから試練が始まるまでの流れはシンプルで、野良マッチングは選んだトライアル(マップ)ごとに行われる。人気のトライアルであれば数分以内に4人揃うことが多く、過度な待ち時間でストレスを感じる場面は少ない。ただし難易度「インキュバス」以上や、解放されたばかりの新規マップでは人が分散しやすく、10分以上待つケースも出てくる。 フレンドとのプライベートマッチは直感的に設定でき、2人でも3人でも問題なく遊べる。1人が欠けた状態でのトライアルは難易度バランスが崩れるかと思いきや、敵の行動パターンや目標数が人数に応じてある程度調整される設計になっており、少人数でも成立する。ソロプレイ専用モードも用意されているため、「今夜は誰とも組みたくない」という気分の日にも本作は答えてくれる。 ## 声なき連携——コミュニケーションの設計 本作はボイスチャットを前提として作られていない、という点が他の協力ホラーと一線を画す。Dead by DaylightやPhasmophobiaが「通話しながら遊ぶと楽しい」設計であるとすれば、The Outlast Trialsは「黙って隣にいるだけで成立する」設計に近い。 野良でマッチングした相手とは言語も違えば年齢層も異なる。そんな環境でも機能するように、ゲームは身振りによるジェスチャーシステムと、敵や目標物を指差すポイントアウト機能を用意している。「あっちに敵がいる」「あなたを回復します」「助けて」——この三つが伝わるだけで、驚くほど連携が成立する。パニック状態のとき指先が動かなくなるのはご愛嬌だが、そのもたつき自体がホラー体験の一部として機能しているのが面白い。 ボイスチャットを使えばより戦略的に動けるのは確かだが、テキストチャットや非言語で乗り切る野良協力の緊張感も、本作ならではの味になっている。 ## 長期運営の今——コンテンツの現在地 Early Accessから正式リリースまでのアップデートを経て、本作のコンテンツ量はかなり充実してきた。トライアルは複数のマップに分かれており、それぞれ固有の敵キャラクター(スキンマン、マザー・グースベリー、リーランドなど)が異なる立ち回りを要求してくる。ただのマップ替えではなく、敵の習性や索敵パターンが根本的に違うため、同じ戦略が通用しない。 キャラクター育成はアンロックした「治療薬」(スタミナ強化、透明化、治癒加速など)を装備して試練に挑む形式で、周回プレイのモチベーションを支える。ただしコンテンツの追加ペースは早くなく、数十時間遊んだプレイヤーにとってはマンネリを感じ始めるタイミングが来るかもしれない。Outlast 1・2と比べると一本道のナラティブに没入するタイプではないため、「ストーリーを楽しみたい」層には物足りなさが残る。 ## こういう人には合わないかもしれない 第一に、グロテスクな描写への耐性がない人には推奨しにくい。Outlastシリーズ共通の特徴として、本作も人体への暴力描写が容赦なく、敵キャラクターのビジュアルや拷問的なシーンは強烈だ。ホラー耐性がある人でも、内容の性質上、長時間連続でプレイすると精神的な疲弊を感じやすい。 第二に、「一人でじっくりホラーに浸りたい」という目的には、ソロモードで遊んでも難しさのバランスが協力前提寄りに調整されていると感じる場面がある。Amnesia: The BunkerやAlan Wake 2のような完全シングルプレイヤー向けの緊張感とは質が異なる。仲間の存在が恐怖を希薄にしてしまう面があるのも否定できず、完全な孤独感の中に落とされたい人には物足りないかもしれない。 第三に、進行型のロールプレイやキャラクターへの深い感情移入を求めるプレイヤーにも向かない。被験者はほぼ無個性の駒として描かれており、主人公との一体感はシリーズ過去作と比べて薄い。¥1,350という価格帯はフレンドと気軽に試すには十分な入口であり、そのコンテキストで遊ぶなら費用対効果は高い。だが「ソロで深く潜りたい」という動機なら、まずはシリーズ旧作から手を伸ばすほうが満足度は高いだろう。

プレイヤーの声

outlastの世界観そのままにDBDのサバイバー対AIキラー(複数)的なゲーム作っちゃいましたみたいな感じ ゲーム自体はソロだとちゃんとホラーしてるしマルチだとわちゃわちゃしててこれも面白い そして他ゲーのバトルパスにあたるカタログが常設で課金しなくても全部取れるのは好印象 全体的に良ゲー、あとTNTNがよく出てきます。
▲ recommended·played 46h

source: steam user reviews

スクリーンショット

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