
BIOHAZARD 5
Resident Evil 5
開発: Capcom発売: Capcom¥1,990
Steam レビュー
非常に好評
PlayNext レビュー
アフリカの灼熱の大地を舞台に、バイオハザードシリーズ最大のアクション体験が幕を開ける。『BIOHAZARD 5』はシリーズがホラーからアクションへと大きく舵を切った転換点であり、2人の人間が背中を預け合って戦う協力プレイを軸に、ひと味違う「生き残り体験」を提供する作品だ。暗い洋館や村から飛び出し、アフリカのスラム街や密林、巨大施設を駆け抜けるこの作品は、「怖さ」よりも「熱さ」を前面に押し出した骨太なサバイバルアクションである。
操作の基本は『BIOHAZARD 4』から引き継いでいる。銃を構えた状態では移動できない仕様は当初こそ違和感があるが、これが実はゲームの緊張感を生む肝になっている。大勢の敵に囲まれた状況で冷静に狙いを定め、正確に急所を撃ち抜く——その一発一発に重みがあり、弾薬を無駄に消費できないジリジリとした駆け引きが生まれる。ショットガンで群衆の足を止め、隙を見てナイフで追撃する、あるいはグレネードで散らしてから各個撃破するといった立ち回りの工夫が、プレイヤーの判断力を常に問い続ける。
本作最大の特徴はAIパートナー「シェバ・アローマ」との2人プレイだ。ソロプレイ時はAIが彼女を操作するが、オンラインもしくはオフライン協力プレイでは人間の相棒と肩を並べて戦うことになる。アイテム管理を2人で分担し、ピンチの相手を助け起こし、タイミングを合わせてボスに攻撃を叩き込む。この連携感は他のアクションゲームではなかなか味わえない独特の充実感を生む。友人と一緒にプレイすると、1人では気づかなかった攻略法が生まれたり、ミスをカバーし合うスリルがあったりと、会話しながら楽しめる素晴らしいタイトルに化ける。
ビジュアル面では、アフリカというロケーションが生み出す強烈な日差しと影のコントラストが印象的だ。白く照らされた砂漠地帯、錆びついた工場の薄暗い通路、鬱蒼とした熱帯の密林——多彩な環境がテンポよく切り替わり、プレイヤーを飽きさせない。2009年のオリジナル版からリマスターされたPCバージョンは解像度やフレームレートが向上しており、当時の映像美が改めて際立つ。サウンドも力強く、重厚なBGMがアクションシーンを盛り上げ、敵の唸り声や銃声のリアルな音響設計が戦場の臨場感をしっかり担保している。
物語はバイオハザードシリーズの長い歴史において重要な区切りに位置する。主人公クリス・レッドフィールドが旧友との再会と新たな陰謀に立ち向かう展開は、シリーズファンには感情的なカタルシスをもたらし、初見のプレイヤーにも「この組織との戦いはどこへ向かうのか」という引きを提供する。詳細はぜひ自分の手で確かめてほしいが、シリーズ集大成的なドラマが待っている。日本語テキスト・音声に完全対応しているため、ストーリーを隅々まで楽しめる点もうれしい。
同じカプコン作品の『BIOHAZARD 4』と比較すると、ホラー色が薄れた代わりにアクションの爽快感と協力プレイの楽しさが大幅に増した印象だ。『4』の緊迫感ある恐怖体験を求める人には物足りないかもしれないが、友人と一緒にゲームを楽しみたい層には本作のほうが圧倒的に向いている。同じ協力TPS系で言えば『Gears of War』シリーズに近い熱量があるが、バイオハザード特有のリソース管理とサバイバルの要素がそこに加わるため、より戦略的な判断を求められる。
クリアまでのプレイ時間は標準的なペースで10〜12時間ほど。難易度はベテランやプロフェッショナルも用意されており、歯ごたえを求めるプレイヤーにも応える。クリア後は各章ごとのスコアアタックや「マーセナリーズ」と呼ばれる高得点タイムアタックモードが開放され、周回プレイの動機づけが強い。武器のフルアップグレードを目指したり、実績コンプリートを狙ったりすれば、40〜50時間は軽く遊べる奥深さがある。DLCのALTERNATIVE EDITIONコンテンツも追加することで、新キャラクターや追加ステージで更にボリュームが増す。
注意点として、冒頭でも触れた「構えると止まる」操作システムは現代のTPSに慣れたプレイヤーには最初不自由に感じることがある。また、AIシェバは賢くないシーンもあり、ソロプレイ時にアイテムを無駄遣いされてストレスを感じることも。真の魅力を引き出すには人間の協力プレイ相手がいることが望ましい。さらに、物語やシリーズの文脈を重視する人は前作『4』や過去作の知識があると楽しみ度が増す。
友人と一緒に熱いアクションを楽しみたい人、バイオハザードシリーズの中でも明るくポップな雰囲気を好む人、リソース管理と戦術的な戦闘が融合したゲームが好きな人には強くおすすめできる。逆に、じっくり恐怖を楽しむホラーゲームを求めている人や、ソロで集中して遊びたい人にはやや物足りないかもしれない。1,990円という価格を考えれば、DLCとのセット購入も含め、コストパフォーマンスは圧倒的に高い。協力プレイの相手を誘って飛び込めば、アフリカの熱い戦場は必ずあなたを虜にするだろう。
プレイヤーの声
👍プレイ時間: 10時間
バイオ4から入った2作目。 ゲームセンターのシューティングみたいなテンポ重視のアクション寄りでおもろい。 ホラー感は薄めだけど、アクションに全振りしてて気持ちいい。 学生時代に戻って友達とやりたくなったよ…。
👍プレイ時間: 18時間
UWQHDのモニターで起動するとクラッシュするのでFHDなどのモニターで遊びましょう 落ちない人もいるみたいです
出典: Steam ユーザーレビュー
スクリーンショット











