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Sekiro™: Shadows Die Twice - GOTY Edition

Sekiro™: Shadows Die Twice - GOTY Edition
key visual / steam

批評

死ぬたびに、何かを学んでいる。そう気づく瞬間が、このゲームの本質だと思う。Sekiro: Shadows Die Twice は、FromSoftware が手がけたアクション・アドベンチャーでありながら、同スタジオの他作品とは根本的に異なる哲学を持っている。ダークソウルやエルデンリングが「どうするか」を問い続けるゲームだとすれば、Sekiro が問いかけるのは「いつ、どのタイミングで」だ。戦国時代の隻腕の忍び・狼として、ただひとりの主君を取り戻すために戦い続けるこの物語は、プレイヤーに途方もない壁を用意しながら、その壁を越えるための答えをすべてゲーム内に埋め込んでいる。 ## アクションの核心——「弾き」という発明 Sekiro の戦闘を他のアクションゲームから決定的に分けているのが、「弾き」というシステムだ。敵の攻撃を直前にL1(またはQキー)で受け止めると、相手の体幹を削ることができる。体幹ゲージが満タンになれば、一撃必殺の「忍殺」が決まる。これだけ聞くとシンプルに思えるが、実際には攻撃の種類ごとに最適な対応が異なり、突き技には「見切り」、掴み技には回避、そして通常の斬撃には弾きと、敵が放つアクションを読んで瞬時に判断し続けなければならない。 ダークソウルシリーズでは「スタミナ管理」「盾の耐久」「ローリング回避」というリソース管理が戦闘の軸だった。エルデンリングもその流れを汲む。一方、Sekiro にはスタミナがない。代わりに求められるのは反射と読みだ。ひたすら距離を取って回避し続けるプレイは通用しない。敵に密着して弾き続けることが、逆説的に最も安全で、最も美しい戦い方になっている。 この設計のおかげで、戦闘をマスターしたときの快感はほかのアクションゲームと一線を画す。葦名一心との一騎打ちを、弾きだけで完封できたとき——そこにはRPG的な「レベルを上げて殴り勝った」達成感ではなく、「自分の手が覚えた」という純粋な身体感覚の勝利がある。 ## 剣戟の手触り——緊張と集中の40分間 ボス戦の体験を具体的に描写するなら、こうなる。画面に集中し、BGMの入り方すら意識しながら、敵の肩の動き、足運び、ボイスの呼気を読む。弾きが決まるたびに金属音が響き、相手の体幹ゲージが少しずつ積み上がる。ミスれば体力が削られ、二度目の死で蘇生リソースが消費され、三度目には完全に最初からやり直しになる。 この緊張感の密度は、市販のアクションゲームの中でもほぼ唯一無二だと思う。鬼滅の刃や刃牙のような漫画が「剣戟の呼吸」を絵で表現しようとしたとすれば、Sekiro はそれをゲームシステムで実現している。「弾き」の判定は手加減なく厳しいが、慣れてくると身体が自然に動くようになる。そのラーニングカーブの設計が秀逸で、難しいのに理不尽とは感じにくい。 移動も特筆すべき要素だ。鈎縄によるワイヤーアクションは、単なるトラバースの手段を超えて、戦闘中の立ち回りにも使える。木の枝から急降下して首を刎ねる「落下忍殺」は、気づいた瞬間にゲームの世界が一気に広がる感覚を与えてくれる。 ## 人を選ぶポイント——これは「難しい」ではなく「違う」 注意点として正直に書いておく。このゲームは人を選ぶ。ダークソウル経験者でも、最初はその違いに戸惑う。エルデンリングで慣れ親しんだ「ローリング回避で凌ぐ」プレイが通用しないと感じたとき、直感的な反発が生まれやすい。実際、序盤のボスである「鬼形部」や「葦名弦一郎」で詰まって積んでしまうプレイヤーは少なくない。 RPG的な成長要素は最小限で、レベルを上げてゴリ押しする解決策がほとんどない。これは裏を返せば「腕前でしか越えられない壁がある」ということであり、それを楽しめるかどうかが分水嶺になる。協力プレイも存在せず、完全なソロ体験だ。 ただ、越えた先に広がる景色は格別だ。苦手意識があってもチュートリアルと序盤のボスを丁寧に攻略し、「弾き」のリズムを体で覚えさえすれば、後半は驚くほどスムーズに進める設計になっている。¥4,180 という価格で、これだけの密度と完成度を持ったアクション体験は、そう多くない。戦国時代という舞台設定、忍びという主人公の身体性、そして剣戟の哲学——すべてが一貫した美学で貫かれた、唯一無二の一本だ。

プレイヤーの声

ボスとの戦闘が最高です。 何回も死んで、倒した時の興奮は他に代えがたいです。 ただ高難易度なのは間違いないです。
▲ recommended·played 103h
面白い 身体能力は忍者だが、そんなに忍ばずガツガツ戦う姿に笑った ダークソウルシリーズと比べてスピード感マシマシパリィ多めって感じでしょうか
▲ recommended·played 29h
発売当時にPS4で遊んで以来、7年振りにプレイ。 相変わらず闘争心が刺激されまくる神ゲーでした。 類稀な強者との再戦・連戦も最高。 苦難はマゾゲー、厄憑はオマケ。 楽しく遊びたいなら苦難は避けることを強くオススメします。 特に死闘踏破は勘弁。 ありがとうフロムソフトウェア。 今後も期待しています。
▲ recommended·played 104h

source: steam user reviews

スクリーンショット

Sekiro™: Shadows Die Twice - GOTY Edition screenshot 1
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