スローン・アンド・リバティ

スローン・アンド・リバティ

Throne and Liberty

開発: NCSOFT発売: Amazon Game Studios無料

PlayNext レビュー

「次に何をプレイしよう」と迷っているPCゲーマーが、気づいたら深夜3時まで画面に張り付いている——スローン・アンド・リバティはそういうMMORPGだ。NCSOFTが送り出した本作は、基本無料という敷居の低さと、ギルド政治・大規模攻城戦・変身システムが絡み合う重厚な設計を両立させている。「どうせガチャゲーでしょ」と斜に構えていたプレイヤーが、初めてサーバー全体を巻き込む攻城戦に参加した瞬間、その先入観が崩れていく。数百人がひとつの城壁に殺到し、空には飛翔形態に変身したプレイヤーたちが舞い——そんな光景は、単純なコンテンツ量では語れない体験密度を持っている。 ## 武器・スキルの組み合わせが生む戦術の幅 本作の戦闘は、2種類の武器を同時に装備してスキルを使い分けるシステムが核心にある。剣と盾の鉄壁タンクから、大剣とダガーを組み合わせたアサシン的アタッカー、杖と弓でキャイトしながら削るレンジャーまで、装備の掛け合わせ次第で役割が大きく変わる。重要なのは「クラスが存在しない」点で、ウォーリアーを選んで戦士キャラを固定するFF14やGW2とは根本的に違う。同じキャラクターのまま、コンテンツに応じてビルドを切り替えられる自由度は、ロールの縛りに疲れたMMOベテランには新鮮に映るはずだ。ただしスキル枠は限られており、何でもできるわけではない。「このコンテンツでどの武器を持つか」という判断そのものがプレイスキルの一部になっている。 ## 難易度曲線と成長設計の現実 本作の難易度は、序盤こそ親切だが、エンドコンテンツに近づくにつれてギルドの質に直結する。ソロでも相当なところまで進めるが、最上位コンテンツはギルド単位の連携が前提で、個人の装備ゴリ押しでは限界がある。この点でFF14のように全コンテンツをソロ完結させたいプレイヤーには向かない。 一方、装備強化の格差問題は——基本無料MMOの宿痾として——存在はする。課金によるブーストが一部あるため、完全スキル勝負とは言い切れない。しかし2024年のアップデート以降、無課金での成長ルートが整備され、地道にプレイし続ける層でもエンドコンテンツに到達できる設計に是正されつつある。かつてのBlade & Soulが陥ったような「課金の壁が露骨すぎて離脱が止まらない」状況よりは、現在のバランスはずっとまともだ。 ## 長期サービスとしての現在地 2024年9月のグローバルリリースから半年以上が経過し、本作は「立ち上げの混乱期」を脱している。サーバー合併やバランス調整を経て、コミュニティの密度は落ち着いた水準に安定した。初期にあった接続障壁や最適化問題も大幅に改善されており、今から始めるプレイヤーには、かえって整地された状態で入れるメリットがある。 運営の姿勢として注目すべきは、ユーザーフィードバックへの反応速度だ。PvPバランスの崩壊が報告されると比較的早期にパッチが当たり、コンテンツの追加も一定ペースで続いている。Black Desertのように「運営の気まぐれで環境がひっくり返る」感覚は薄く、長期投資できるMMOとしての信頼性は及第点に達している。 ## キャラクターと世界への没入感 ビジュアル面での作り込みは本作の強みのひとつだ。キャラクタークリエイトの自由度は高く、アジア系MMOらしい精緻な造形が可能。装備の見た目も染色・外装システムで自分好みに整えられるため、「見た目で損をする」場面が少ない。 世界設計はファンタジーの王道をベースにしつつ、変身システムという独自要素が没入感に一役買っている。戦闘中に鷹や熊に変身して機動力や攻撃力を変化させる仕組みは、単なる移動手段ではなく立ち回りの判断に直結する。「変身の使いどころを読む」という層が戦闘に加わることで、MMOにありがちな「スキルを順番に押すだけ」の単調さを崩している。 ## ギルドとコミュニティが本体 本作の真の核心は、人と協力・対立する構造そのものにある。世界を複数勢力が争うエリア争奪戦では、どのギルドと同盟を組み、どのタイミングで裏切るかという政治的判断が勝敗に直結する。この「人間ドラマとしての面白さ」は、どれほど一人でレベルを上げても到達できない領域だ。 逆に言えば、MMOを「人と関わらずにやるソロRPG」として楽しみたいなら、本作はミスマッチになる。Elden RingやSekiroのように「孤独な強さ」を磨くゲームではなく、集団の中で役割を果たす快感を求めるプレイヤー向けだ。 ギルドコミュニティの成熟度は、日本語圏でもDiscordを中心に活発なコミュニティが形成されており、初心者向けのギルドを探すのはそれほど難しくない。むしろ「何もわからないまま入って、先輩に教えてもらいながら攻城戦デビューする」という体験が、本作の最もよく設計された導線のひとつになっている。

プレイヤーの声

👍プレイ時間: 5,261時間

良くも悪くも凡ゲーこのゲームじゃないとという個性のある部分がありません。 グラフィックは綺麗です。バグはいっぱいあります。そして修正するとバグが増えます。 生活系がコンテンツがほとんどないせいか、戦闘部分でやることをやってしまうと、やることがほとんどなくなります。 私としては最初期からいままで毎日やっていて応援して行きたいゲームなのですが、装備もこれ以上強化するには1週間に1度しか強化できないものなどがでてきて、やることがなくなっている状態です。 時間をかけてプレイしているので、世界の拡大、やりこみ度や生活コンテンツを充実させてほしいので応援しています。

👍プレイ時間: 3,839時間

面白いです!対人コンテンツに主軸を置いているゲームなのですが、対人なしでのんびり遊んでいるだけでも十分に楽しめます。課金システムも良心的。近年稀に見る神MMOだと思っています。

👍プレイ時間: 8,110時間

同時接続数の多さ。もちろんGVGやPVP系への不満などはあるが、人が多く活気があることが何より楽しい。

出典: Steam ユーザーレビュー

スクリーンショット

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