
FINAL FANTASY XIV Online
開発: Square Enix発売: Square Enix¥2,420
Steam レビュー
非常に好評
PlayNext レビュー
「次に何をプレイすればいいか」という問いに対して、これほど明確に「これだ」と言えるゲームは珍しい。FINAL FANTASY XIV Onlineは、単なるMMORPGではなく、20年以上続くファイナルファンタジーシリーズの血を引くストーリー重視の大作RPGとして、オンラインゲームの常識を塗り替えた一本だ。何千時間と費やしたプレイヤーが「人生で一番泣いたゲーム」と語る理由は、プレイを始めれば数十時間以内に理解できる。
ゲームの核心は「一人でも遊べる、でも誰かといるともっと楽しい」という設計思想にある。メインストーリーは完全にソロで追うことができ、サブクエストや討伐任務も一人で黙々とこなせる。しかし節目節目に待ち受ける4人・8人コンテンツ(ダンジョン、討滅戦、レイド)では、見知らぬプレイヤーと一瞬のパーティを組み、共に強敵を倒す体験が待っている。この「孤独と共闘の絶妙なバランス」こそが、FF14が他のMMOと一線を画す最大の特徴だ。
操作の手触りは、現代のMMORPGとしてかなり洗練されている。アクションゲームのような反射神経は基本的に不要で、アビリティをホットバーに配置してクールダウンを管理するターン感覚のスタイル。序盤はシンプルだが、レベルが上がるにつれてスキル回しの奥深さが増していく。タンク・ヒーラー・DPSという3ロールが明確に分かれており、「自分はどんな役割が好きか」を探りながら複数ジョブを育てる楽しさがある。一人のキャラクターで全ジョブを解放できるため、別キャラを作り直す必要がないのも親切設計だ。
ビジュアルは発売から年月が経っている部分もあるが、エリアごとのデザインと世界の作り込みは今なお圧倒的。雪山、砂漠、水上都市、古代遺跡、宇宙……と多彩なロケーションが広がり、「次はどんな景色が待っているのか」という好奇心が常に旅を引っ張る。サウンドトラックは植松伸夫をはじめ日本トップクラスの作曲家陣が担当しており、ダンジョンBGMからラスボス戦まで楽曲のクオリティが異常に高い。「ゲームで一番感動した音楽は?」という問いにFF14の曲名を挙げるプレイヤーが世界中にいるほどだ。
ストーリーはシリーズの中でも随一の完成度と言われている。新生エオルゼアから始まる旅は序盤こそ平凡なMMO的おつかいに見えるが、ある拡張パックを境に一気に物語が加速し、気づけばキャラクターたちへの愛着と壮大な歴史の重さに圧倒されている。ネタバレは厳禁だが、「あの場面」と言えばFF14プレイヤーなら全員が同じシーンを思い浮かべる——それほど共通の感動体験が積み重なっている。
World of Warcraft(WoW)やGuild Wars 2と比べると、FF14はPvPよりもPvE(ストーリー・協力コンテンツ)に圧倒的に力を入れている。WoWがレイドギアの更新サイクルに縛られるのに対し、FF14は「好きなペースで好きなコンテンツを楽しむ」スタイルに寛容だ。ただし装備更新のサイクルはFF14にも存在し、最新レイドを追いかけるには継続的なプレイが求められる点はどのMMOも共通する。
プレイ時間の目安として、無料体験版(第一拡張「蒼天のイシュガルド」まで無料)だけで200〜300時間は軽く遊べる。製品版に移行して全拡張を追うなら500〜1000時間は当たり前。エンドコンテンツには零式レイドや絶レイドと呼ばれる高難度コンテンツがあり、フルパーティを組んで数週間かけてクリアを目指す長期戦が待っている。
注意すべき点は、序盤のテンポの遅さだ。新生エオルゼアのメインクエストは今でこそ大幅に短縮されたが、最初の50〜100時間は「本番」へ向けての助走期間と感じることがある。また月額費用(プレイ時間に関わらず継続課金)が必要なため、気軽に「ちょっとだけ」とはいかないビジネスモデルも考慮が必要だ。フリートライアルは月額不要で遊べるが、機能制限(チャット制限など)がある。
こういう人に強く勧めたい——ストーリーに感情移入しながらRPGをじっくり楽しみたい人、ソロでも遊べるMMOを探している人、FF本編シリーズが好きで世界観に馴染みがある人。逆に、短時間でサクッと遊びたい人、PvP対戦がメインのMMOを求めている人、月額課金への抵抗が強い人には向かないかもしれない。FF14は「ゲームに時間を捧げる覚悟ができた人」が最も深く楽しめる、長期間付き合える作品だ。
プレイヤーの声
👍プレイ時間: 214時間
戦闘ができないと人ないような空気感を感じてますが、実際にやってみると一部の人を除き、優しい方々ばかりで高難易度やらない主義でいけばなんとかやれそうです。そして、やれると本当に楽しいので、物怖じしている方こそまずはやってみましょう。
👍プレイ時間: 825時間
無料で結構な部分を遊べる上に、コントローラーでほぼ全てのコンテンツを十分に楽しめるような設計にしてあるのが凄い。 マーケットボードというフリマ要素(有料版)はオンラインで実際のプレイヤー相手に成立しているものであるため、人気の素材なんかを調べて採取して売っているだけでお金を稼ぐ楽しさを味わえて面白い。
👍プレイ時間: 103時間
フリートライアルからはじめましたが、面白かったので製品版を購入しました。 メインクエストを最後までやるにはかなり時間がかかります。 最初はパッドで遊んでましたが、あまりにもスキルが多すぎるのでキーボードとマウス操作に切り替えました。 慣れるとキーボードの方が楽しいです。
出典: Steam ユーザーレビュー
スクリーンショット











