
Devil May Cry 5
開発: CAPCOM Co., Ltd.発売: CAPCOM Co., Ltd.¥2,990
Steam レビュー
非常に好評
PlayNext レビュー
「スタイリッシュ」という言葉は、ゲームの世界でずいぶん安売りされてきた。だが『Devil May Cry 5』の前では、その言葉が本来の重さを取り戻す。敵をコンボで空中に浮かせ、剣で斬り、銃で追撃し、悪魔化した腕で叩きつけ、着地と同時にスタイルランクが「SSS」に達したとき——画面に表示される派手な文字列は、プレイヤーが自分の手で生み出した「作品」の評価だ。このゲームはアクションゲームではなく、プレイヤーを「表現者」に仕立てるための装置である。
## 三者三様の哲学——キャラクター設計の深さ
DMC5が他のアクションゲームと一線を画す最大の理由は、3人のプレイアブルキャラクターが「別ゲーム」と呼べるほど異なる操作感を持つ点だ。
ネロは義手「デビルブレイカー」を軸にした近距離コンボが主体で、敵を引き寄せたり吹き飛ばしたりする爽快感が際立つ。初心者でもリズムをつかみやすく、チュートリアルとして機能する設計になっている。ダンテは剣・銃・4種のスタイルを自在に切り替える変幻自在のプレイスタイルで、組み合わせ次第でコンボが無限に広がる。スパーダの剣とツインズのピストル、ガンスリンガーでのロケットランチャー乱射——同じミッションを何度プレイしても、使うスタイル次第で別の戦場になる。そしてV。このキャラクターだけはまったく異質で、使い魔を操って敵を弱らせ、自分は止めを刺すだけという間接的なスタイルを持つ。アクションゲームに「詩人」を紛れ込ませたような異物感が、物語上の意味と絡み合って忘れがたい印象を残す。
同じカプコン作品の『バイオハザード RE:4』が「恐怖とアクションの融合」を目指したとするなら、DMC5は「純粋なアクションの美学」を突き詰めた作品だ。『Bayonetta 3』も高速コンボゲームとして比較対象に挙がるが、あちらが「テンポの速さ」を優先するのに対し、DMC5は「一手一手の重さと選択」を大切にしている。コンボを刻む手応えの質感が違う。
## 難易度設計の哲学——「詰み」ではなく「対話」
DMC5の難易度設計は、プレイヤーを弾くのではなく「もう少し上手くなれ」と語りかける構造になっている。
デフォルトのHuman難易度では、ある程度強引に突破できる場面が多い。だがDevil Hunter(ノーマル相当)以上になると、敵の攻撃パターンを読み、適切なスタイルやウェポンを選ぶことが求められ始める。単純な反射速度より「引き出し」が問われる設計だ。さらに上位のSon of Sparda、Dante Must Die!では、敵に悪魔化ステータスが付与され、攻略法が根本から変わる。「覚えたコンボをそのまま使えば勝てる」という思考を壊してくる。
注目すべきは「Orb(通貨)」によるスキル購入システムだ。詰まったら技を買って対応できる。これはゲームを簡単にする仕組みではなく、「今のプレイスタイルに足りないものを補う選択肢」として機能している。何度も同じ場面で死ぬことで、自分に何が欠けているかが見えてくる——その分析と改善のサイクルが、このゲームを単なるアクションから学習体験へと引き上げている。
同系統の高難度アクションである『Sekiro: Shadows Die Twice』が「一撃必殺の緊張感」を核に置くのとは対照的に、DMC5は「失敗しても楽しい」設計を貫いている。死んでもスタイリッシュに暴れた記憶は残る。
## エンドゲームのループ——クリア後こそが本番
ストーリーをクリアしてからが、このゲームの本当の始まりだ。
各ミッションには5段階のランク評価があり、全ミッションS以上を狙うスコアアタックが実質的なエンドゲームになる。同じミッションでも、ダンテで挑むかネロで挑むかで体験がまるで変わるため、周回のモチベーションが持続する。さらに「Bloody Palace」——全60階層の耐久ステージ——が実装されており、ランダム性と自己表現の場として機能している。
オンライン要素として、他プレイヤーのゴーストがミッション中に重なって見える「ドロップイン」機能も面白い仕掛けだ。突然見知らぬプレイヤーと並走することになるが、完全な協力プレイを強制しない緩やかなつながりが、孤独なスタイリッシュアクションに温かみを加えている。
一つ注意すべき点を挙げるなら、コンボゲームとしての深みを楽しむには「コンボを自発的に研究する意欲」が必要だということだ。ストーリーを追うだけなら20時間前後で終わるが、それは序章に過ぎない。「もっと上手くなりたい」という欲求を自分の中に見出せるかどうかが、このゲームが「名作」になるか「一度クリアしたゲーム」に留まるかの分かれ道になる。逆に言えば、その欲求さえあれば——何百時間でも遊べる。
プレイヤーの声
👍プレイ時間: 122時間
悪い点 ・難易度DMDにおける、バージルを除くキャラの攻撃力の低さ ・せめてSEの要素だけでも有料アプデででも追加してほしい それ以外は全部良いです。DMCシリーズでは最も遊んでて楽しいです。
👍プレイ時間: 10時間
DMC5を初見プレイする為に、DMC1.2.3.4 DmCをプレイ後に初見プレイ。 正にシリーズの集大成。 主人公3人共かっちょええ。 グラフィック、ストーリー、戦闘、どれもクオリティが高い。 正直Vとか遠隔操作型っぽいし、つまんなさそうって思ってたけど、プレイしててすんげぇ気持ちよかった。 DMC1をプレイしているとニヤニヤできるポイント多め。
出典: Steam ユーザーレビュー
スクリーンショット










