
God of War
開発: Santa Monica Studio発売: PlayStation Publishing LLC¥2,596
Steam レビュー
圧倒的に好評
PlayNext レビュー
クレイトスという男の「父親」としての物語——それがこの『God of War』を他のアクションゲームと一線画す核心だ。斧を振るい、神々と戦い、息子を導く。その三つが絡み合うとき、このゲームはただのアクションではなく、感情を揺さぶる体験になる。2018年にPS4で発売されたこの作品は、2022年にPC版が登場し、Steam評価「圧倒的に好評」を獲得した。¥2,596という価格でこれだけの密度を手に入れられるのは、正直反則に近い。
## 剣戟の手触りと戦闘の奥行き
Leviathan Axe——レヴィアタンの斧。この武器の感触を語らずしてこのゲームは語れない。投げれば飛んでいき、手を伸ばせば磁力のように引き戻される。その「返ってくる瞬間」の気持ちよさが、戦闘に独特のリズムを生む。敵に当たる手応え、氷のエフェクト、重量感のある打撃音——すべてが「斧を持っている」という感覚を強化する。
戦闘は単純なボタン連打では機能しない。盾でのパリィタイミング、息子アトレウスの矢による援護、ルーン攻撃のクールダウン管理。慣れてくると複数の選択肢が同時に頭に浮かびはじめ、戦闘が「考える行為」になる。『Devil May Cry』シリーズのようなスタイリッシュさとは異なる方向性で、こちらは「重さ」と「判断」で魅せる戦闘だ。
難易度は4段階あり、「物語を楽しみたい層」から「死にゲー寄りの挑戦がしたい層」まで対応している。
## 北欧神話という舞台の演出と雰囲気
カメラは終始クレイトスの背中越しの一視点で固定され、カットシーンもゲームプレイも「ワンカット」で繋がっている。ローディング画面がほぼ存在しない演出——これが世界への没入感を維持する。
霧に包まれた湖、巨人の骨が地形になった山、光の国アルフヘイムの幻想的な空間。北欧神話を背景にした舞台は視覚的に豊かで、単なる「戦場」ではなく「世界」として機能する。BGMはベア・マクリアリーによるもので、重厚なオーケストラと北欧民族音楽が混じり合い、戦闘と探索それぞれのテンポに合わせて変化する。
『Assassin's Creed Valhalla』も北欧を舞台にしているが、あちらがオープンワールドの広がりを重視するのに対し、こちらはより線形に近い構造で「物語の密度」を優先している。
## エンドコンテンツと探索の充実度
メインストーリーは20〜25時間程度だが、ゲームはそこで終わらない。各レルム(世界)には隠しダンジョン「アルヴェインの地下墓地」、強敵ヴァルキュリアとの戦い、収集要素など、やりこみ要素が豊富に詰まっている。特にヴァルキュリア戦は本編ボスよりも手強く、装備と戦術を突き詰めないとクリアできない。
装備システムはRPGライクで、素材を集めて防具・武器を強化する。ステータス管理が必要な分、純粋なアクションゲームより少し間口は広い。『Horizon Zero Dawn』に近い感触のシステム設計で、「自分のクレイトスを育てる」楽しみがある。
ただし収集要素はかなり多く、コンプリートを目指すと冗長に感じる人もいる。トロフィーコンプリートよりも「物語を体験する」目的でプレイするのが最初は正解だ。
## Steam評価の裏にあるもの
「圧倒的に好評」の根拠は、グラフィックやアクションだけではない。クレイトスとアトレウスの関係性の描き方が、多くのプレイヤーの感情を動かしている。
不器用で言葉少ない父親と、好奇心旺盛な息子。旅の中で二人は少しずつ変化する。クレイトスが過去を明かす瞬間、アトレウスが成長する瞬間——それらはムービーで「見せる」だけでなく、プレイヤーが操作している最中にも起きる。戦闘後の何気ない会話、移動中の父子のやり取り。ゲームプレイとナラティブが切り離されていない設計が、感情移入の深さを作り出している。
ギリシャ神話時代のクレイトス像——怒りと暴力の権化——を知っているプレイヤーなら、この変化はさらに重く響く。知らなくても問題なく楽しめるが、前作をプレイした上で読む物語は別の感慨を持つ。
## 選択の重みと分岐——プレイヤーを選ぶポイント
このゲームには「分岐ルート」や「選択肢」はほぼ存在しない。物語はほぼ一本道だ。自由度の高いRPGや、会話選択肢で物語が変わるゲームを期待するなら、方向性が違う。あくまで「体験させる物語」であり、プレイヤーは能動的にクレイトスを動かしながらも、用意された感情のレールを走る。
また、アクションゲームに不慣れな層にはボス戦の難度が高く感じる場面がある。ただし前述の通り難易度調整が細かく、「物語」モードなら純粋に世界とキャラクターを楽しめる設計になっている。
¥2,596という価格帯は、このボリュームとクオリティに対して圧倒的に割安だ。「評判は聞いたことがある」で止まっているなら、今が手を出す絶好のタイミングだと思う。
プレイヤーの声
👍プレイ時間: 79時間
面白い。ストーリーも演出も素晴らしい。 戦闘はかなりレベル高い操作を求められます。 初見でハードでやってますが、敵複数でてくると360度に常時瞬間的な判断力でパリイやドッジを絶妙な方向に入れないと袋叩きで死亡。それでもノーマルに戻したくないから死にゲーなみの死亡数でプレイ中。アクションゲームはゴリ押しで進みたくないから。 3060TI なら全てグラフィック設定をウルトラでプレイ可能です。
👍プレイ時間: 34時間
PlayStation 4の作品とは思えない高度なグラフィック!! 推奨スペックがGTX1060 6GBと記載していましたが、それ以降にアップグレードすればどんなに古いマザーボードでも動作します! (例: P5Q Deluxe)
👍プレイ時間: 23時間
ストーリー,戦闘が特に面白く非常にお勧めできる作品。 エルフ編で若干ダレている感はあったけど敵を倒す楽しさがあるので気になりすぎることはなかった。
出典: Steam ユーザーレビュー
スクリーンショット











