
R.E.P.O.
開発: semiwork発売: semiwork¥1,200
PlayNext レビュー
友人との深夜のゲームセッションが、気づけば悲鳴と爆笑の連続になっている——R.E.P.O.はそういう種類のゲームだ。ホラーという外皮をまとっているが、その実態は「物理エンジンと恐怖と仲間の連携が生み出すカオスを笑い飛ばす体験」である。最大6人のオンライン協力プレイで廃墟や施設に侵入し、価値ある物体を回収して脱出する。ただしその「物体」は完全に物理演算に従って動き、持ち方一つで転がり、落下し、場合によっては爆発する。しかも場内には何かが徘徊している。これだけで、どんな夜になるかは想像に難くないだろう。
## 物理と恐怖が交差する回収体験
ゲームの核心はシンプルだ。ステージ内に散らばった高価な物体を見つけ、壊さずに脱出ポイントまで運ぶ。だがその「壊さずに」という部分が、このゲームのあらゆる緊張と笑いの源泉になっている。
花瓶を運んでいる最中に仲間が扉を勢いよく開ける。慌てて向きを変えた拍子に壁に激突する。重い機器を二人がかりで運んでいると、一人が怪物に驚いて手を離す。そういった瞬間の積み重ねが、プレイのリズムを作る。物理挙動は誇張されておらず、むしろリアルに近い感触で実装されているため、「ちゃんと持てば安全」という感覚と「ちょっとしたミスで台無し」という緊張感が同居している。
怪物の存在はゲームに緊迫感を加えるが、主眼はそこではない。ホラーとしての恐怖より、「怪物に気づかずに作業していたら突然現れた」という状況のリアクションが面白さの本質だ。怪物のデザインや行動パターンにはバリエーションがあり、初見の遭遇には素直に驚かされる。
## セッションを重ねるほど見えてくる奥行き
回収する物体には価値の差があり、より高額な品物を安全に持ち帰るほど報酬が増える。この報酬はアップグレードに使え、キャラクターの能力や装備を強化できる。つまりプレイを重ねるほど、「いかに効率よく高額品を確保するか」という戦略的な思考が生まれてくる。
どのルートを通るか、誰が囮になるか、重い物体の搬送に何人を割くか。最初は全員が思い思いに動くカオスだったものが、数回プレイを重ねると自然と役割分担が生まれてくる。この変化の過程が、友人グループでのプレイを特に豊かにする要素だ。初回と5回目では明らかに会話の質が変わり、連携の精度が上がった分だけ成功率も上がる。その達成感はLeft 4 Deadシリーズの協力感覚に近いが、R.E.P.O.はより「物を壊さない」という繊細な制約がある分、緊張の種類が異なる。
似たゲームとして挙げられることが多いのはLethal Companyだ。どちらも協力ホラーで物資回収が目的という点では近しい。ただLethal Companyが荒涼とした孤独感と月間クォータという圧迫感を特徴とするのに対し、R.E.P.O.はより物理的なインタラクションとセッション内の笑いに重心を置いている。どちらが優れているかではなく、気分や仲間の数によって使い分けられる存在だと思う。
## 早期アクセスという現実と向き合う
現時点では早期アクセス作品であり、コンテンツ量やバランス面での粗さは正直に認めるべきだ。ステージのバリエーション、アップグレードの種類、怪物の多様性はこれからさらに追加される段階にある。数時間プレイすると既視感が出てくる場面もある。
また、このゲームの真価は複数人プレイにある。シングルプレイヤーモードも存在するが、一人で黙々と物を運ぶ体験は、協力プレイの楽しさとはまったく別物だ。気心の知れた仲間を2〜3人確保できるかどうかが、このゲームの評価を大きく左右する。野良マッチングでも遊べるが、コミュニケーションが取れる環境で真価が発揮される設計だ。
¥1,200という価格は、気軽に試せる水準だ。早期アクセスのリスクを理解した上で、協力プレイの相手が揃っているなら躊躇なく買える。仲間内で一人が購入してセッションの反応を見てから広げるのが、最もコスパの良い入り方だと思う。完成形への期待も込めて、今この瞬間を楽しむ価値は十分にある。
プレイヤーの声
👍プレイ時間: 63時間
最初は逃げるしかなかった強大な敵に、日数を経て武器を手に入れてからやり返すのが楽しい 納品予定の物品を割っちゃった! もうお金が足りないよ~ってなっても大丈夫。敵を倒して賄おう。 いつまでもやられてばかりでいると思うなよ 追記:スキンガチャ、楽しすぎる
👍プレイ時間: 7時間
ゲーム性は面白い。 ただ初心者はもちろん熟練者でも少しのミスや不運で即死してしまうゲームバランスだというのに死んだら完全にゼロから再スタートしかないのは厳しすぎると感じた。 今の実質ハードコアモードは賽の河原のように感じてしまうので「〇階層ごとにチェックポイント有りで××階層まで行けばクリア」みたいな、もう少し緩めのモードがあれば完璧かなと思いました。
👍プレイ時間: 240時間
アプデによってやりこみ要素が増え、一人でもマルチでも楽しめる程よいホラーとアクションのゲームだと思います。
出典: Steam ユーザーレビュー
スクリーンショット










