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The Last of Us™ Part I

The Last of Us™ Part I
key visual / steam

批評

荒廃した世界を旅するゲームは数多い。しかしこの作品が他と一線を画すのは、その旅が「ふたりの人間の関係」を中心に据えているからだ。感染症によって文明が崩壊してから20年。密輸屋として生き延びてきた中年男ジョエルと、菌類ウイルスに免疫を持つ14歳の少女エリー。目的地まで送り届けるだけのはずだった任務が、いつしか疑似父娘の絆へと変容していく——その過程を体感することこそが、『The Last of Us Part I』の核心だ。ゲームを「遊ぶ」というより「体験する」という言葉が似合う。

演出と雰囲気の圧倒的な密度

このゲームの演出力は、移動中のちょっとした会話にまで宿っている。荒れ果てた民家を通り抜けるとき、エリーは棚に残された雑誌を手に取り、くだらないジョークを読み上げる。ジョエルは気のない返事をする。それだけだ。セリフは短く、説明的でもない。しかしその一瞬に、ふたりの距離感がじんわりと滲み出てくる。

グラフィックの精緻さも息をのむ水準にある。植物に侵食された都市、ひび割れたアスファルト、窓から差し込む冬の光。ただ美しいのではなく、「かつてここに人が暮らしていた」という静かな悲しみが空間全体に漂っている。BGMも同様で、マーティン・オドネルのような壮大なオーケストラではなく、アコースティックギターの細い旋律が感情を丁寧に縁取る。派手な演出に頼らず、「余白」で語る設計が徹底している。

物語は章ごとに季節が変わる構成を取っており、春夏秋冬それぞれの空気感がふたりの関係の変化と呼応している。この季節の移ろいと感情の弧が重なる瞬間に、プレイヤーは気づいたときには物語に深く引き込まれている。

息を潜める戦闘の手触り

戦闘システムは、爽快感よりも「生き残ること」の緊張感に振られている。銃弾は常に足りない。素材を拾ってクラフトするか、敵をやり過ごすか、それとも接近して黙らせるか——常に選択が迫られる。

クリッカー(音で索敵する感染者)との立ち回りは特に独特だ。視覚が機能しない代わりに聴覚が鋭いため、物音を立てた瞬間に一気に距離を詰められる。一般的なサバイバルホラーのように「見つかったら終わり」という恐怖ではなく、「どこまで近づけるか」という緊張のギリギリを探り続ける感覚に近い。

人間の敵との戦闘は、さらに複雑だ。AIは互いに連携して包囲しようとし、仲間を撃たれると感情的になって突進してくることもある。遠距離から狙うより、レンガで注意を引いて背後から近づくほうが有効な場面も多い。「戦う」より「立ち回る」という表現が正確で、プレイヤーはその場その場の地形と素材を使って局面を打開する。

同じくポストアポカリプス系の『Days Gone』や『Metro Exodus』と比べると、オープンワールドの探索自由度は低い。一本道に近い構成だ。しかしその制約が演出の密度を生んでいるとも言える。脱線の余地を絞ることで、物語の圧力を一点に集中させている。

人を選ぶポイント

ゲームプレイの難度は標準設定でも手加減がなく、リソース管理が苦手なプレイヤーには詰まる場面が出てくる。ただし難易度は細かく調整可能で、最高難度から「ストーリー重視」の易しい設定まで幅広く用意されている。アクションゲームの腕前を問わず、物語を追うことに集中できる設計は親切だ。

暴力表現は直接的で、グロテスクなシーンも複数ある。感染者の描写や、生存をめぐる人間同士の残酷さも容赦なく描かれる。世界観の「重さ」に耐えられるかどうかは、正直なところ人を選ぶ。これを楽しいゲームと呼ぶかどうか微妙なところで、終盤にかけては精神的な消耗を感じるプレイヤーもいるだろう。

PC版はフレームレートとグラフィック設定の自由度が高く、コンソール版より没入感を高めた状態でプレイできる。ただし最適化の問題が発売当初に報告されており、低スペック環境では動作確認を事前にしておくことを勧める。

「ゲームは物語を語れるのか」という問いへの、現時点でもっとも誠実な回答のひとつがこの作品だと思っている。エンディングまで見届けたとき、それがどんな結末であれ、長い時間をかけて誰かと旅をしてきた実感が残る。それがこのゲームの一番の強さだ。

プレイヤーの声

一本の長い映画を見ている気分だった。現時点での今年一買ってよかった作品。物語を楽しみたい人に特におすすめする。ゲーム性としては、自分がステルスが下手だったせいでほとんど打ち合いや正面戦闘になっていたが、それでも問題なく遊べてなおかつとても楽しかった。やりこみ要素はあれどそこまでプレイ時間を要求されるゲームではないため、気軽にできると思う。グラフィック面もとてもきれいで一枚絵として残したくなるような場所が何か所もあった。気になっている人、ぜひ買ってみてくれ。
▲ recommended·played 18h
ストーリーは運び屋の任務として目的地まで少女を運ぶ。その中で不器用ながら協力や対話を通じて、いつしか親子のような関係までいく、サバイバル強めのハートフルなストーリーでした。
▲ recommended·played 19h
思っていたよりも面白い。 一本道だけど、緊張感があって戦略性が高いのが良いね。 特に雑魚でも油断したら即死なのが、緊張感がでて面白い。 ※だめな点※ 夢に出てくる。 しかも、主人公チームに追いかけ回されてやられる方。 うなされるのが難点。 キーボードだと武器の切り替えがとても不便。コントローラーの方がやりやすい。 DLCも含めて21時間程度でクリアできるので丁度良い。
▲ recommended·played 21h

source: steam user reviews

スクリーンショット

The Last of Us™ Part I screenshot 1
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The Last of Us™ Part I screenshot 2
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The Last of Us™ Part I screenshot 3
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The Last of Us™ Part I screenshot 4
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The Last of Us™ Part I screenshot 5
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The Last of Us™ Part I screenshot 6
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