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Left 4 Dead 2

圧倒的に好評1,049,758
Left 4 Dead 2
key visual / steam

批評

発売日は2009年11月16日、価格は¥1,200。Steamに積み上がったレビューは1,049,758件で、そのうち97.5%が好評——「圧倒的に好評」というSteam最高評価ラベルを16年近く維持し続けている数字だ。際立つのは、これが過去の栄光ではなく現在進行形だという点にある。執筆時点での同時接続数は25,345人。発売から16年が経過したPCゲームがこの規模で人を集め続ける例は、ジャンルを問わず多くない。Left 4 Dead 2はゾンビ黙示録を舞台にした協力型アクションホラーFPSで、4人の生存者がサバンナの荒野からニューオーリンズの市街地まで5つのキャンペーンを渡り歩く。Valveの看板タイトルの一つとして語られることが多いが、その持続力の理由は実データとレビューの傾向を重ねると輪郭がはっきりしてくる。

AI Directorという不老の仕掛け

本作の設計上の核心は「AI Director 2.0」にある。公式説明の通り、敵の出現位置や数、アイテム配置をプレイのたびに動的に調整する仕組みで、同じキャンペーンを繰り返しても敵の出方が同じにならない。サバンナの荒野から始まりニューオーリンズの市街地で幕を閉じる5つの固定ルートの上に、この可変要素を重ねる二層構造が肝だ。5キャンペーンという有限のボリュームにもかかわらず、レビュアーのプレイ時間中央値は約58時間に達しており、コンテンツ量の少なさをリプレイ性で埋め合わせる設計思想が数字にはっきり表れている。発売から16年が経過した現在も同時接続数25,345人を維持しているのは、この「毎回違う」という体験の再生産能力が実際に機能し続けている証拠と見てよい。

「一人でもな」への実データからの回答

協力プレイ前提のゲームには「一人でやってもな」という先入観がつきまとうが、本作に関しては実態がやや異なる。8時間プレイしたユーザーが「仲間のNPCがめっちゃ優秀なのでソロでもマルチみたいに協力して遊べる」と評する通り、AIチームメイトの支援能力は数合わせの域を出ている。とはいえ41時間プレイしたユーザーが「ソロでやるのもおもろいけどマルチめちゃおもろ。15年前からある神ゲー。ステージ追加か新作待ってます」と併せて評するように、ソロ体験を一段引き上げるのは結局のところ人間のチームメイトだという構図は変わらない。7時間プレイしたユーザーの「今更やったけど友人と3人で遊びました。シンプルでめっちゃ面白い。でも進む方向や何をすればいいのかたまに分からなくなるのが傷」という声からは、初見時の導線の弱さという設計上の穴も見えてくる。

Payday、Vermintide、そして後継Back 4 Bloodと並べて見えるもの

協力FPS/ホラーの系譜に本作を置くと独自の立ち位置が見えてくる。『Payday 2』は強盗計画の緻密さとビルドの沼が魅力だが学習コストが高く、『Warhammer: Vermintide 2』は近接戦闘とスキルツリーの複雑さで硬派なファンを掴む。対して本作は4人集めてジャンプインすれば数分で本質に触れられる操作の軽さが売りで、これが16年後の今もSteamの同時接続数上位に居座る一因になっている。象徴的なのは、本作の制作陣の系譜を汲むTurtle Rock Studiosが2021年に手がけた精神的後継作『Back 4 Blood』の存在だ。カード制のビルドシステムなど新機構を足したものの、プレイヤー基盤の定着では本作を上回れていない。後継作が出てもポジションを奪えなかったという事実自体が、本作のシンプルさの価値を裏付けている。

マッチメイキングという不確定要素

16年という運用期間の長さは、コミュニティの変質という副作用も伴う。2,104時間プレイしたユーザーの「TK厨の巣窟と化したかつての名作。Expertで最終チャプタークリア目前にTKする輩が増えた。やはりマルチはフレ同士でやる時代になりましたね」、63時間プレイしたユーザーの「『公式』サーバーのみを選択しても、ルールを弄っているサーバーに入れられる。純正のルールで遊びたい自分からすると不便」という批判は、4人協力が前提設計でありながら近年は非公式カスタムルールサーバーの混在が指摘されているという実態と符合する。一方で2,767時間プレイしたユーザーは「ただ普通に遊びたいだけなんだ。自称上級者プレイヤーとパーティーを組むのは好きじゃない。野良でもフレンドとでも楽しいので、このゲームはお勧めです」と評しており、マッチング体験の評価は一枚岩ではない——荒れやすいのは主に上級者向け難易度帯という傾向として読むのが実データに近い。

向いている人、向いていない人 — ¥1,200が指す線引き

向いているのは、複雑なビルドやスキルツリーを覚えずに3〜4人で気軽に数十分のセッションを回したい層、そして¥1,200という価格で16年分の実績と今もアクティブなプレイヤー基盤(同時接続25,345人)を確実に得たい層だ。向かないのは、緻密なストーリーや作り込まれた一人用キャンペーンを求める層——本作の主眼はキャンペーンの反復プレイ性でありナラティブの厚みではない——と、Expertなど上級者向け難易度で「純正ルールの野良マッチメイキング」に安定を求める層。後者は前述の批判レビューが示す通り、フレンド同士でのプレイに切り替える方が実情に合っている。万人向けの一本ではなく、遊び方の相性を選んでから手に取るべきタイトルだ。

プレイヤーの声

前作、走るゾンビで一世を風靡したレフト4デッドの次作。ちょうどのころからか、映画でもゾンビが走り始めた記憶がある。因果関係は分からないけれど、ちょうどそういう波があった。そして、ゾンビと戦うかゾンビになるか。このゲームは桃鉄程ではないが、ある程度やりすぎると友達が減ります。 言わずもがな、レガシーゲームです。
▲ recommended·played 291h
Nunca tube la oportunidad de jugarlo de niño pero ahora veo lo genial que es este juego simplemente f1/10
▲ recommended·played 21h

source: steam user reviews

スクリーンショット

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