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The Binding of Isaac: Rebirth

圧倒的に好評436,660
The Binding of Isaac: Rebirth
key visual / steam

批評

The Binding of Isaac: Rebirthは2014年11月4日の発売から、まもなく12年が経つ。それでもなお、この作品の現在の同時接続プレイヤー数は81,988人。10年以上前に出たインディー作品としては異例の規模を、いまだに保っている。Steamのレビュー総数は436,660件、好評率96.9%の「圧倒的に好評」。レビュアーサンプルの中央値プレイ時間は約46時間で、¥1,480という価格を考えれば時間対価格比だけでも破格だ。ただし評価の中身を丁寧に読むと、絶賛と苛立ちが同じくらいの熱量で同居していることに気づく。プレイ時間252時間のユーザーは「総合評価8/10。高得点を付けましたが万人にオススメできるタイトルではありません。不快に感じる点が多く休日にストレスをためる人も多いでしょう。とはいえ夢中になれることも事実」と書き残した。この「好きだが手放しでは薦めない」という感覚こそ、本作を読み解く出発点になる。

ランダム生成のダンジョンが生む「ビルド運」の中毒性

本作の核は、ランダム生成されるダンジョンと、プレイのたびに変わるアイテムの組み合わせにある。プレイ時間6時間のユーザーが「ダンジョンがランダム生成なので飽きがなく、何度も潜ってしまう!アイテムの価値がよく分からず雰囲気でやっているけど楽しい」と書くように、システムを理解しきっていない段階でも「もう一周」を誘う設計になっている。この中毒性は、Supergiant Gamesの『Hades』やMotion Twinの『Dead Cells』といった近年人気を集めたローグライク群と地続きだ。ただし決定的に異なるのは救済設計の有無である。『Hades』は死ぬたびに物語が進み、恒久強化によって次の挑戦を着実に楽にしていく。Rebirthにそうした温情はほとんどなく、一周で積み上げたアイテムは死とともに失われ、プレイヤーの理解度という無形の資産だけが次に持ち越される。同じ「死んでまたやり直す」構造でも、優しさの量がまるで違う。

排泄物と宗教モチーフが分ける「好み」の境界線

アイザックは涙を武器に変え、奇妙なアイテムで姿を変えながら戦う。だがその奇妙さの中身は、見る人によって印象が大きく割れる。プレイ時間20時間のユーザーは「可愛いキャラがたくさんいる、ほのぼのとしたアクションゲームです。初代を良く遊んでいましたが、Rebirthになって動きが滑らかになって快適です」と評する。一方で本作は排泄物や宗教的モチーフを繰り返し用いるグロテスクな表現を土台に据えており、この作風を受け付けない層が一定数いることも広く知られている。プレイ時間7時間のユーザーが「リプレイ性の高いローグライクシューティングゲーム。とても面白い作品ですが、主人公のアイザック君に感情移入してしまうとプレイしていてツラくなるのが難点」と述べているように、キャラクターへの感情移入とグロテスクな演出が同時に効いてくる読後感も本作特有だ。同じ画面を「ほのぼの」と感じる人と、生理的な拒否感を覚える人が両方存在する。この振れ幅こそが本作の作家性であり、絵柄の第一印象だけで判断すると期待と実態がずれやすい。

不親切な導入と硬派な難易度設計

本作のチュートリアルは驚くほど不親切だ。プレイ開始直後、プレイ時間0時間の時点で評価を投稿したユーザーは「地面に書いてある通りにボムを置いてみたらボムが消費されてしまい…最初の部屋から容赦ないんか。日本語が無いと思った以上に操作方法がわからない」と記している。操作方法を手取り足取り教えない設計思想が、開始数分での離脱を招きやすいことがこの声からうかがえる。難しさは初心者だけの問題でもない。プレイ時間399時間という熟練者ですら「主人公がかなり弱く、攻撃は当たらず威力も低い。そのくせ敵はやたらと固く動き回る。強化アイテムにはハズレが多く、強くなるどころか状況が悪くなることも」と苛立ちを記している。ランダム生成が生む「ハズレ回」の存在は、周回を重ねるほど攻略知識が蓄積されて強くなっていくという硬派な難易度設計の裏返しでもあり、運と実力の配分にどこまで納得できるかがそのままプレイヤーの評価を分ける。

ボリュームとDLC構成、¥1,480という価格の妥当性

オリジナル版からゲームエンジンごと作り直された本作は、Repentanceに至るまで拡張を重ねてきた。プレイ時間736時間に達したユーザーは「人生ベストゲーム。RepentanceまでのDLCがセットになったComplete Bundleを購入するのがおすすめ」と勧めている。736時間はレビュアーサンプル中央値の約46時間を大きく上回るが、このゲームでは極端な外れ値ではない。周回を前提にした設計そのものが、時間をかけるほど新しい組み合わせと発見を提供し続ける構造になっているからだ。一方でプレイ時間147時間のユーザーは「前作と比べれば圧倒的にボリュームがあるが増えた要素は玉石混交。嫌がらせみたいな敵や使い道のよく分からないアイテムが多い」と、量の多さが必ずしも質の均一さを意味しない点を指摘する。低価格・高時間対効果を売りにする『Vampire Survivors』のようなインディーが増えた今の市場と比べても、¥1,480で数百時間規模の周回価値を提示できている点は強みだが、「増えた要素すべてが当たりではない」という声も同時に受け止めておく必要がある。

向いている人・向いていない人

『Hades』『Dead Cells』『Enter the Gungeon』のようなローグライクを気に入り、噛み合わないビルドに苛立ちながらも周回を重ねる過程そのものを楽しめる人には、本作は¥1,480を大きく超える価値を返す。排泄物や宗教的モチーフを含む独特のビジュアルを作品の個性として受け止められるか、あるいは特に気にならないタイプであることも条件になる。逆に向かないのは、まず日本語での丁寧なチュートリアルを前提にゲームを選ぶ人だ。プレイ時間0時間で離脱したユーザーの声が示す通り、操作説明は不親切なまま投げ出される。次に、ランダム生成のハズレ回による理不尽さ(399時間のユーザーが指摘する「攻撃が当たらず敵は固い」状況)を素直に受け入れられない人。そして、グロテスクな表現や排泄物ネタに生理的な抵抗がある人も避けたほうがいい。総合評価8/10を付けたうえで「万人にオススメできるタイトルではありません」と明言した、先述のプレイ時間252時間のレビューは、この線引きを当事者の言葉で最もよく要約している。

プレイヤーの声

リプレイ性の高いローグライクシューティングゲーム。 とても面白い作品ですが、主人公のアイザック君に感情移入してしまうとプレイしていてツラくなるのが難点。 [h1]どうして5歳児がこんな目に遭わなきゃならないんだよ!! [/h1]
▲ recommended·played 7h
必ず最初に挑むであろう[spoiler]ママの足[/spoiler]を倒した状態でのレビュー。 本当に難しいし何度も失敗して心が折れそうになった。でも倒した時の達成感はすごかった。[spoiler]みすく_YT[/spoiler]さんの動画を参考にしつつクリアすることができた。[spoiler]ママの足[/spoiler]を倒さないとMODを使用した状態での実績解除ができないので、最初の難関といったところか。 気軽にお勧めできるものではないけど、ここでしか得られない面白さは間違いなくある。
▲ recommended·played 9h
im Sommersale für 5 Euro mit allen DLCS absoluter Steal
▲ recommended·played 45h

source: steam user reviews

スクリーンショット

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